区立神田保育園仮園舎の活用の陳情が出ています

(以下の記事は3月26日にgooブログhttp://blog.goo.ne.jp/tomita-naoki/にアップしたものです。)

 

先週千代田区議会に提出された区民からの陳情が、 昨日(3月25日)の千代田区議会企画総務委員会で取り上げられ、 却下はされず、継続になったようです。

内容は、千代田区立神田保育園が現在利用している仮園舎の今後についてです。

なぜ「仮」園舎かというと、 最近まで工事していた、神田淡路町の再開発エリアのなかに、前の園舎が建っていたからです。 (千代田区も再開発組合の一員です)

仮園舎は、神田郵便局の隣に位置し、 JR中央線と総武線が目の前に走っています。 そのため、当時、父母の会が意見を上げ、 仮園舎ではあっても、騒音と振動には最大の配慮を求めました。

私も、建設前、福山和夫区議(当時)と一緒に現地で騒音測定を行い、 福山さんを通じて、「一般的な2重サッシだけでは不十分。万全の対策を」と区に意見を伝えました。

その結果、仮園舎としては画期的に、コンクリート本建築でつくられた、 頑丈な園舎ができ、2009年途中から3年余り、保育園として利用されてきました。

この園舎(建物)は、性格としては再開発組合の持ち物であり、 契約では区は取り壊して更地にすることになっています。

一方、日本共産党東京都議団が明らかにしたように、

2013年度、認可保育園に申し込みながら入れない子ども(国や行政の言う「待機児童」数よりはもちろん大幅に多くなります)が、

3月19日時点で都内に約24000人。

千代田区でも116人にのぼります。

この間、区は「神田地域では保育園は(選ばなければ)足りている」という見解のようです。

今回出された陳情は、神田保育園が新園舎に移った後も、 仮園舎を今後も認可保育園として活用することを求めています。

また、先日の環境文教委員会、昨日の企画総務委員会でも、 木村正明議員(日本共産党)が区民に意見を聞くことや、再開発組合に対して期限を伸ばす相談をするよう求めたのをはじめ、 複数の区議が「(壊すのは)もったいない」「地元の町会などはこの流れを知っているのか」という議論がされ始めています。

千代田区には、「区のお金を使わずさっさと組合のお金で解体してしまう」ことよりも、

認可保育園として活用するか、高齢者や青少年など、ほかの用途での活用を含め、 住民に情報を広く知らせ、今後の活用について意見をしっかり聞き、生かす立場で行動することを強く望みたいと思います。

私も引き続き周りに知らせ、力を合わせていきたいと思います。

18日に区議会に提出された陳情書の文章を貼り付けました。

 

                                                2013年3月18日

千代田区議会議長 小林 やすお様                                  

新日本婦人の会千代田子育てネット                                       

 冨田 僚子                                     

 (住所、連絡先略)

神田保育園の移転に伴う仮園舎の再利用についての陳情

日頃から区政にご尽力いただきありがとうございます。 神田保育園は「淡路町二丁目再開発事業」により移転し、現在、仮園舎で保育が行われていますが、 今年5月には新園舎への引越が予定されています。この仮園舎は再開発組合が区から土地を無償で 借り、父母や保育士の先生方等の要望を入れて、狭いながらも園庭があり、JRの騒音対策として 二重窓やシックハウス対応の建材を使用するなど、 保育所にふさわしい建物として数億円をかけて造っていただきましたが、 「新園舎に移転後は更地にして区に返す」という約束になっているとのことです。 いま、各地で保育所に入所できない「待機児童」が大きな問題になっており、「『待機児童ゼロ』の 千代田区でも待機児童が……」と報じられています。杉並区や足立区・大田区などではたくさんの親たちが、 「保育士の配置や施設の広さが児童福祉法で定められた基準を満たしている認可保育所への入所」を求めて、 区に異議申し立てを行ったと伝えられています。 千代田区でも、認可保育園入所希望者の少なくない部分は、認可保育所に入れず、ビルの一室の認証保育所 等への入所を余儀なくされており、「子どもの発達にふさわしい保育施設や保育士の配置など、 保育の質が担保された認可保育所への入所」は、乳幼児をもつ働く親たちの切実な願いです。 こうしたとき、3年余しか使用しておらず、そのまま十分使える仮園舎を壊してしまうのは、 あまりにももったいないのではないでしょうか。施設の改修費用も不要で、すぐに活用できるのですから、 ぜひ、認可保所として再活用してほしいと願っています。 自営業を含め、共働き家庭が増えた現在、財政力があり、子どもの数が少ない千代田区は、 親たちの強い希望に応えて、安心して預けられる認可保育所を拡充することが必要であり、可能であると思います。

下記事項を陳情いたします。

                   記

1.神田保育園仮園舎の移転後の具体的な利用計画がないまま、仮園舎の取り壊しを行わないでください。

2.多額のお金をかけて建築され、まだ十分使える神田保育園の仮園舎を、 認可保育所として再活用してください(「神田保育園の分園」として定数増をするなども含め、その運営のあり方は検討してください)。

 以上

2013年3月27日 7:16 PM | カテゴリー: 千代田区政,家族・子育て

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