北区議会第一定例会は７日間にわたる予算特別委員会審議も経て３月26日に終了しました。共産党区議団は区民要求実現のためにがんばり、いくつかの実現をみました。しかし、予算の中には消費増税の肯定、区民負担増（値上げ）の姿勢、住民税や各種保険料の情け容赦のない強制徴収（１面記事参照）、住民合意のないまちづくり・道路づくりなどの内容が盛り込まれていることから一般会計、国保会計、後期高齢医療会
計には反対しました。
新年度予算における主な成果と要請内容は次の通りです。

シルバー住宅建設など成果
　区営シルバーピア住宅の建設、子育て世帯向けに15%のプレミアム付き区内共通商品券発行、410人分の認可保育園の増設などの予算が実現しました。

区立小・中学校全校の改築へ
　区内には小学校38校、中学校12校あります。すでに８校（小２校、中６校）の改築が終了していますが、２０４０年までに全校をリフレッシュ改修（大規模改修）と並行しながら
改築する方針を決定 しました。
　小学校については今後の適正配置の協議結果で30～34校に減少の見通しであり、小中あわせて34～38校の改築が必要になります。予算は１校あたり26億円にもなることから、国に対して財政支援の拡充を求めました。
　また、学校周辺の区施設については、学校改築を機に集約・合築するという区の方針に対して、共産党区議団は住民合意が大前提であり、必ず複数案を提示することを強くもとめました。

さよなら原発・王子集会が王子駅前の三角公園で開かれ、団地からも大勢参加しました。（３月16日）

庁舎用地で印刷局と交渉に
　新庁舎用地入手のため王子駅前の印刷局用地と交渉することになりましたが、共産党区議団は印刷局だけでなく引き続き他の適地もさがすこと、また交渉経過など庁舎建設に関する動向を区議会や住民に周知し、区民の理解のもとですすめるよう主張しました。