日本共産党は新年度予算案に反対しました。

• ３月の区議会は、予算特別委員会が２３日まで開かれました。新区長としての初の本格的な予算編成として注目されました。
• 少子化と人口減少のつづく北区にとって、乳幼児医療助成につづく、子ども医療費助成の実施（中学生までの入院費を無料に・所得制限なし）は全国的な注目を集めています。
• このことは、日本共産党がいち早く実施を求めてきたもので、大歓迎です。とは言っても、大きく次のような問題があり、日本共産党は評価すべきところは評価しながら、全体として、一般会計に反対。特別会計では、値上げとなる国保会計に反対し、あとの会計は賛成しました。
  • 理由その１。福祉電話の削減など、相変わらずの弱い物いじめ。一方、積立金は１５０億円という、ゆがんだ財政運営をつづけていること。
  • その２。「新経営改革」ということで、保育園の売却など、北区が自治体の仕事として責任を持たなければならないことを、次々と企業に丸投げしようとしています。今北区に求められているのは、国や都の痛みの押しつけから、区民のくらしや福祉を守り、区民を応援することだと思います。
  • その３。高速道路王子線の公害対策について、区の対応が冷たいことです。
  • その４。３０人学級の実現がこれほど強く求められているのに、都の教育委員会にきちんとものを言わない、不熱心さです。

＜新年度予算の中で日本共産党も要望し、評価できる主なもの＞

• 「平和の女神像」の創建から３０周年の記念行事
  日中不戦の誓いの女神像は、故北村西望・彫刻家の作品。ことし８月３日～７日（予定）の平和祈念週間の中で、子どもたちに歴史を語り継ぐ行事にしたいものですね。
• 不況対策融資・利子補給の継続
• 就職相談窓口（赤羽会館内）
• 北とぴあ改修でエスカレーター設置など。
• 環境基本計画の策定
• 精神障害者の方のショートステイ
• 特養ホームなどの建設準備
  　 浮間５丁目と外語大跡に
• 高齢者地域自立支援ネットワーク
  　 在宅介護支援センターを核とし、保健所や民生委員の方々などと連携をより一層深めながら。
• 聴覚障害者の通訳助手として、区役所本庁に非常勤の方を配置するというものです。
  ＜次号につづく＞