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■区議会第1回定例会報告


 第1回定例会では予算特別委員会が設置され、北区一般会計予算と4つの特別会計予算が審議されました。日本共産党北区議員団は、一般会計予算及び国民健康保険事業会計、介護保険会計、後期高齢者医療会計の3特別会計予算に反対し、中小企業従業員退職金等共済事業会計予算には賛成しました。その理由について説明いたします。  新年度予算の中で、就学援助の入学準備金前倒し支給、2つ目の区営シルバーピア整備、保育所の待機児解消策、コミュニティバス展開方針策定調査、若年健診などは区民要望に応えた事業として評価します。しかし、以下4点の理由で一般会計予算に反対しました。
 第1の理由は、住民合意のないまま、住民立ち退き、商店街壊しのまちづくりを推し進める姿勢です。十条では埼京線連続立体交差と鉄道付属街路、補助85号線の都市計画決定を、住民合意のないまま強行しました。住民不在のまちづくりの姿勢は根本から改めるべきです。
 第2の理由は、区民の暮らしを応援する施策や貧困・格差解消に向けた抜本的な対策が不十分にとどまっていることです。これらは、150億円も積み上がった財政調整基金のうち10億円程度の活用で、すぐにでも実現できるものです。
 第3の理由は、区民負担増、サービス削減につながる経営改革プランや公共施設再配置方針に固執する姿勢です。区長は、人口35万人が目前とし、また3年連続で「財政対応力は高まった」と述べる一方、新年度9000万円もの区民負担となる自転車駐車場利用料金の値上げやサービス切り捨ての区民事務所7分室の全廃を推し進めようとしています。実態に合わない「行革」プランは、抜本的に見直すべきです。
 第4の理由は、区民の利益を損なう安倍自公政権の政策に批判的立場を持たず、これらを容認する姿勢です。自公政権の下、3度目の生活保護基準の改悪や来年4月に予定されている消費税10%増税など、これらの政策を「動向を注視する」などの容認姿勢は認められません。以上の理由から一般会計予算に反対しました。次に、3特別会計予算はいずれも保険料の値上げなどから反対しました。
 また、3月27日の最終本会議で、日本共産党北区議員団と新社会党の福田光一議員が、一般会計予算に対する組み替え動議を共同で提出し、区民の暮らしを応援する26項目の切実な要望実現を求めました。採決では、自民、公明、民進クラブの会派と社民、国民の命を守る会、北区を元気にする会の各無会派議員の反対で否決されました。
 尚、最終本会議で、公明党の坂口勝也議員が先の予算組み替え動議への反対討論の場を借りて、日本共産党を攻撃する常軌を逸した演説を展開しました。党区議団はその場で発言取り消しを求める動議を提出し、他会派からも批判意見が出され、議事録削除に追い込まれる事態となりました。過去3度の組み替え提案が次々と区民要望実現に結びついている事実に目を向けず、ひたすら他党を攻撃する公明党の姿勢は異常の極みです。

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