2016年3月号
日本共産党北区議員団
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保育園待機児と小学校の統廃合

 保育園の待機児童数増加と小学校の統廃合問題について報告します。
 「保育園落ちた日本死ね!!!」との一見過激なブログがネットを駆け巡り、大変な反響を呼び起こして居ます。北区でも他人事ではありません。北区は今年度、保育園児の増加を見越して、低年齢児を中心に昨年度より430人増の定員増を行いました。
 ところが、第一次募集で605人もの子どもが不承認(落選)となり、大量の待機児童が発生しました。この原因は、ファミリー層を中心に北区の人口が増加し、認可保育園への入園希望者が予想以上に増えたことです。特に、滝野川西地域は滝野川6丁目のNTT跡地に建設された超高層マンションなどが数多く建設されたため、不承認となった子どもが多いという結果になりました。現在、第二次募集にも725名もの応募者があり、入園可能数は362名ですので、半数の子どもが入園できなくなります。
 区の報告では、今年4月以降新たに410名の定員増をめざしていますが、来年の春にならなければどうなるかわかりません。日本共産党北区議員団は予算特別委員会の質疑で、区内の遊休地となっている国有地や都有地を区が購入し、区立の保育園を建設するよう強く求めました。

 次に、小学校の統廃合問題です。2月17日に開かれた滝野川紅葉中学校サブファミリー小学校適正配置検討協議会の方針が議会に報告されました。その内容は以下の通りです。滝野川紅葉中学校管内にある滝野川第二小、滝野川第三小、滝野川第六小、谷端小、紅葉小の5小学校を4校とする案の中で、滝野川第六小と紅葉小を平成29年4月に統合し、統合新校は現在の紅葉小学校の位置に配置することになりました。そして、滝二小、滝三小、谷端小は現在の位置に存置する。ただし、現在、当面存続規模の谷端小は、今後、児童数の動向を注視し、適正規模の確保を長期的に見込めない場合、校舎の目標使用年数(65年)を踏まえ、適切な時期に適正配置に向けた協議に着手する。その際、本協議会での協議経過を踏まえて検討するとなりました。
 同時に、統合新校と滝二小の通学区域も変更されました。統合新校ではこの1年間に両校の関係者を中心に新しい校名と校旗、校章などを決めることになります。紅葉小の校舎は築後42年なので、建て替えはせず若干の改修工事を行うことになります。これまで11回にわたり協議された関係者のみなさんのご苦労に感謝致します。
 

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