11月9日の午前中に、西城区人民政府を表敬訪問し、王少峰西城区長をはじめ政府側の方々や王敏栄西城区人大主任をはじめ人大側の方々と懇談した後、合意書の署名、調印式が執り行なわれました。 合意書は別途参照<ここをクリック
再編された北京市西城区は、北京市の中心に位置し、戸籍登録人口は134万人、44の少数民族が集っています。
区内には天安門広場や人民大会堂など中国の政府、党、軍の重要機関が密集し、中国銀行ビルなどがある北京金融街、商業地区があり、巨大高層ビルも林立している所で、まさに政治的、経済的中枢ともいえる所です。
また3千年あまりの築城史と8百年あまりの都としての歴史があり、数多くの重要歴史古跡、文化遺産などがあり、庶民居住の町として知られる、胡同文化が残されている京城文化の縮図と言っても過言ではありません。
今年は、アジアで最初の共和国が樹立した、孫文率いる辛亥革命から100周年。
そして来年は、日中の国交回復から40周年を迎える、歴史的な節目の年でもある中、東京都北区と北京市西城区の両区区民の相互理解と交流が深まり、両区の発展や両区民の友情が深まるようにとの、合意文書の再調印はとても意義深いものと考じま した。
経済的には急成長を遂げてきた中国ですが、一方で、貧富や教育の格差やインフレ等の経済動向の懸念など、さまざまな課題を抱えていると言われています。
また、国と国との関係は、時に緊迫した状況も生まれますが、草の根の市民レベルでの理解と友情が、世界平和やくらしの安定につながるよう、積み重ねられてゆく重要性を感じた訪問となりました。
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