2017年12月17日〜20日
東京日中友好議員連盟協議会訪中団の報告
12月17日
東京日中友好議員連盟協議会は、オール東京で日中友好をすすめていこうと、昨年、結成されました。
地方自治体や草の根レベルでの友好交流を深めることで、両国市民の理解と関係を深めることを目的としています。
本年は、日中国交正常化45周年、来年は、日中友好条約締結40周年を迎える中、12月17日〜20日の日程で、北京市、上海市への訪中団(都議5名、区議、市議17名、日中友好協会役員)が結成され私もその一員として参加しました。
17日に、羽田空港から、北京国際空港へ降り立ち、北京市内へバスで移動。北京を訪れるのは、2011年、北区と北京市西城区の友好都市締結の訪問団以来6年ぶりです。
車窓からは、高層建築物の規模が更に増え、片側4車線の大型道路に、車がぎっしりと走り、車社会が急速に進んだ様子や、コンビニの買い物、地下鉄の乗車など、キャッシュレスのスマホ対応など、中国経済の急成長ぶりを実感しました。
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車ラッシュ対策にて、市内はレンタルバイクがあちこちに |
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公園でコンクリートに、水で書道中 |
北区の日中議員連盟から、代表で参加した5人、故宮にて |
景山公園から、故宮、北京市街をのぞむ |
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12月18日
北京市人民代表大会、北京市冬期オリンピック組織委員会表敬訪問
朝は氷点下4度。午前中、2022年開催の北京市冬期オリンピック組織委員会を表敬訪問。
委員会は、競技会場のひとつとなる、旧鉄鋼工場跡地を活用して設置されており、環境もアピールできるユニークな発想に感嘆。
午後は、北京市人民代表大会を表敬訪問し、閻(えん)北京市人大常任委員会副主任より、ご挨拶を頂きました。
閻副主任は、冒頭、「国交正常化45周年、友好条約締結40周年の訪中を、心から歓迎します。」と述べ、大きく3点、1、中国と日本の友好交流の進展を、両首脳が表明していること、2、北京市と東京都との首都の友好交流は、大きな役割と意義があること、3、各区レベルでの文化・芸術、スポーツなどの交流を通じて、互いの理解・交流を深めようと述べました。
その後、北京市の東城区にある東四オリンピック社区を訪問し、地域住民による民族舞踊、合唱や墨絵、ひょうたん絵画など、文化活動を参観させて頂きました。
夜は、北京市人民対外友好協会主催の歓迎会に参列。田 常務副会長より、ご挨拶を頂いた後、友好区ごとの記念品交換にて、北区から参加した戸枝議員(北区議連会長・訪中団副団長)、宮島議員(同副会長)、古田議員、石川議員と共に、
西城区へ記念品を贈呈致しました。
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2022年北京冬季五輪競技場予定地にて |
北京冬季五輪委員会、表敬訪問 |
北京冬季五輪委員会代表者と記念撮影 |
北京冬季五輪施設、予定地の説明を受ける |
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五輪委員会、競技場予定地は、旧鉄鋼工場を活用して建設 |
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北京市人民大会へ表敬訪問 |
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東城区オリンピック社区にて、市民と交流 |
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北区と友好都市を結んでいる北京市西城区へ記念品贈呈 |
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夜、立ち寄った北京市内のスーパーマーケット |
12月19日
上海市人民対外友好協会のご案内で市内視察
朝4時に起床し8時半の便で、午前中、北京から上海へ移動。
上海市は中国最大の都市、常時人口は2400万人。商業・金融、工業、交通の中心です。
東方明珠テレビタワーの263b上階より、上海市街を一望させて頂きました。
上海は、豫園老街のような、中国古来の非常に古い町並みや、1840年代から形成された、イギリス、フランスの上海租界、そして、近年の高層ビル、マンション、商業施設などの建物が、一体となった不思議な魅力を放つ街です。人通りもあふれ、活気に満ちていました。
中国の書道の大家、呉昌碩記念館も視察し、ご子息や弟子の書道家の方々に、東京オリンピック成功を祈念しての書を頂きました。
謝謝
上海テレビタワーにて |
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呉昌碩記念館 |
豫園老街 |
上海疎開 |
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12月20日
上海人民政府外事外交室との交換会
訪中団、最後の日程は、上海人民政府外事外公室
景 副巡視員との意見交換会。
前日遅くまで、日本での仕事が入り、急遽、帰国を早めて、交換会に臨んで頂いたとのこと。
景副巡視員は「自分は、中国共産党員ではないが、行政機関に30年以上携わり、副区長も勤めてきた。民主党系の中央委員である」と自己紹介。
「皆さんも上海の発展の早さに驚いているでしょう」と語りかけ、第1次産業が8割、行政、貿易、金融、輸送の中心であり、輸出では、世界シェアの3分の1、年間1億人の利用者にのぼること。
国民生活向上に伴い、海外旅行も増えており、一番の目的地が日本になっており、上海人の日本への理解と友情が深まっていること。オリンピックでも、上海と東京がいろいろな面で協力していきたいこと。
今日は、時間が短く交流できないが、今回の訪中団には、女性が多く(約半分が女性議員)とても嬉しい。教育や子育て政策なども是非、交流していきたい。と、パワフルに語られました。
訪中団を代表し、最後に、戸枝副団長(兼事務局長)より、「友好、交流に必要なことは、お互いの理解。議会、行政、人民の生活のレベルで、最良な関係を構築していくこと。2020年、2022年とスポーツをきっかけにして、お互いの人民同士の交流をすすめることもひとつでは。このプラットフォームを継続してすすめていきたい。」と、感謝の言葉をのべました。
東京日中友好議連訪中団一同、日中友好のかけはしの一翼となれるよう、今回の経験を生かしていきたいと思います。
手厚く歓迎してくださった、北京市人民対外友好協会、後援くださった中国駐日本大使館、及び、企画を進めてくださった東京都日中友好協会の皆様に、心から深く感謝申し上げます。
謝謝(ありがとうございます)
辛苦了(お疲れさまでした)
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景 上海人民政府外事室副巡視員を囲んで、女性議員一同 |
訪中団全員と記念撮影 |
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