臨時議会 補正予算第3号可決

 国の第2次補正予算などを受け、コロナ感染症の予防、区民生活の影響に対する支援のため、7月15日に、北区議会臨時会が開催され、補正予算案、総額6億4854万円が全会一致で可決しました。

 3月末に、新年度予算が可決していますが、新型コロナウイルス対策に対応するため、この間、補正予算を重ねること、3回目になりました。

 国から地方自治体あてに地方特例臨時交付金の支出が決定し、北区では、第1次分として2.7億円。第2次分として、9.9億円。合計で、約13億円の財源が入ってきます。北区としてどのように活用していくか。この間の補正予算など、北区は財政調整交付金をあてているので、財源更生も行われることになりますが、新たな施策への活用へと、9月議会に向けても、更なる対応を求めていきます。

 今回の補正予算で可決された事業について、以下、主な内容を紹介します。

 ●ひとり親世帯臨時特別給付金       2億1500万円
 (1世帯、基本5万円支給、第2子以降、3万円追加支給あり。また、収入が減少した場合も申請により、追加で5万円の支給。これは、児童扶養手当を受給していない世帯についても対象とする。)

 ●新型コロナウイルス対策費(増額)      1070万円
 (北区PCR検査センターと自宅などの往復移送の車2台運行を医療機関に委託。自家乗用車などの対応ができない方について、保健所やかかりつけ医の依頼により対応する。)

 ●学力パワーアップ事業費(増額)       1740万円
 (全小中学校に、教員の補助で学級支援員を1名追加配置する)

 ●学校運営費(増額)             2760万円
 (学習以外の環境整備など、スクールサポートスタッフを1名配置する)

 ●新型コロナウイルス感染症の衛生用品の購入 1億8000万円
 (保育所、学童クラブ、児童館、子どもセンター、幼稚園、学校など)

 ●介護・障がい福祉サービス事業所特別給付金 1億3500万円
 (国や東京都からの給付金に区独自で1事業所あたり20万円を上乗せ)

 ●備蓄物資購入費(増額)           5900万円
 (避難所におけるコロナ感染症への対応のため、マスク、消毒薬、段ボールベット、パーテーションなどを購入)
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