2018年第1回定例会代表質問ーながいともこ
2018年2月23日 | ながいともこ
日本共産党北区議員団を代表して、大きく5点、いのちを守り、区民のくらし応援の新年度予算について、税金や保険料等の滞納者によりそう生活再建、区民事務所7分室の廃止について、区民とともにすすめるまちづくり、地域の諸課題について質問致します。
1 、区民のいのちを守り、暮らし応援の新年度予算に
大きく1つ目は、区民のいのちを守り、くらし応援の新年度予算にするための5つの課題について質問致します。
国が示した新年度予算における社会保障費の大幅な削減は、さらなる貧困と格差をひろげ、国民の暮らしを不安にさせています。しかしその一方で、軍事費は過去最高を更新するなど国民の暮らしより「戦争する国」づくりを進める安倍政権の姿が一段と鮮明になってきました。
いま国民が求めているのは、社会保障費は削減ではなく、拡充し貧困の連鎖を断ち切り、平和憲法を守り、いのちを大切にする政治です。北区は、国や東京都にはっきりものを言いい、不要不急の大型開発事業や道路事業は抜本的に見直しをするなど、福祉・教育・くらし最優先に全力を傾けることが必要です。
(1)生活保護の引き下げを許さず、より使いやすくすることについて
第1の質問は、生活保護の引き下げを許さず、より使いやすくすることについてです。
生活保護費は2013年からすでに、670億円も引き下げられ、いまでもギリギリで苦しい生活です。にもかかわらず、安倍政権は、今年10月から3年かけて生活保護の生活費にあたる「生活扶助費」を最大5%、総額で210億円、更に引き下げる方針です。これにより、生活保護利用者の約7割が減額となります。
また、今回の基準改定案では、都市部の子育て世帯の4割が減額され、ひとり親世帯は母子加算が2割カットなど、子どもの貧困解消にも逆行しています。安倍政権は保護費削減の理由として、生活保護世帯よりもっと低い所得で生活している方たちがいる、その人たちの所得が下がり、支出が減っていることを理由にしましたが今、求められているのは、貧困の悪循環を断ち切り、健康で文化的な最低限の生活を保障する憲法25条を活かし、一般低所得世帯にも生活保護世帯にも必要な支援を行い、暮らしの底上げをはかることこそ必要です。
そこで生活保護1つ目の質問は、これ以上の生活保護の基準改悪は行わないよう国に強くはたらきかけることです。
2つ目は、生活保護基準の引き下げの影響を就学援助や住民税非課税基準等ほか区の他制度へ影響させないことを求めます。お答えください。
【区の答弁】
国の社会保障審議会は昨年12月、生活保護基準の見直しを求める報告書をまとめ、その内容を盛り込んだ法案が、今国会で審議される予定となっておりますので、その動向を注視してまいります。
次に、生活保護基準が減額された場合の区の他の施策への影響については、今後、充分精査した上で対応を検討してまいります。
次に生活保護家庭の高校や大学等への進学支援について質問します。
生活保護世帯の子どもの進学率を上げていくのは喫緊の課題です。厚労省の資料では、高校等進学率が、全世帯98.8%、生活保護世帯では93.3%となっていますが、北区では「子どもの未来応援プラン」の資料によると、平成27年度、北区の生活保護世帯の高校等進学率は88%となっています。
そこで3つ目の質問は、生活保護世帯に対する、高校等への全員就学をめざす学習支援のいっそうの拡充について区長の温かい答弁を求めます。
【区の答弁】
北区では、生活保護受給世帯の中学生に対して、学習塾費用助成を行っておりますが、平成29年度からは、さらに中学3年生の年間助成上限額を15万円から20万円に増額しました。
また、中学1、2年生を対象としたひとり親家庭等学習支援事業の対象世帯を、平成30年度からは、生活保護を含めた生活困窮世帯に拡大する予定です。
区といたしましては、今後も生活保護受給世帯等の子どもの高校等への進学支援に引き続き努めてまいります。
また、大学等進学率では、全世帯が73.2%に対して、生活保護世帯33.1%と半分にも満たない状況で、大きな差があります。その背景には、生活保護世帯の子どもが高校卒業後に進学すると、保護世帯から外され、その子どもの分の保護費は給付されなくなるという経済的困難があることは明らかです。今回の生活保護基準の改定案では、大学入学に際して、一時金などの支援策が盛り込まれる方向ですが、生活扶助自体が削減では、教育の機会均等や貧困の連鎖を断ち切ることに逆行することになります。
そこで4つ目の質問は、生活保護家庭の大学等進学については、世帯分離をせずに進学できるよう国に制度改善をはたらきかけること。生活保護について
以上、4点お答えください。
【区の答弁】
現在、生活保護受給世帯の子どもが、転居せずに引き続き出身世帯から大学等に通学する場合、世帯分離とはなるものの、大学等就学中の住宅扶助費を減額しない措置が国において検討されておりますので、その動向を注視してまいります。
(2)都道府県化される国民健康保険について
第2の質問は、都道府県化される国民健康保険についてです。
本年4月からの国民健康保険の都道府県化にあたり2月2日、日本共産党北区議員団は区長に対して、保険料の負担軽減などに関する申し入れを行いました。
国は区市町村が国保料軽減のために行っている一般会計からの繰り入れをなくすように求めていますが、この繰り入れをなくした場合、都の試算によると今年度の保険料に比べて年額3万4000円もの値上がりとなり区民の生活が立ち行かなくなるのは明らかです。これに対し、東京都も来年度予算案において保険料の負担軽減に向けて都独自の財政支援を行うこととなりました。しかしながら都の支援は新年度14億円、2年目以降も11億円から17億円の範囲でわずか6年間の激変緩和にとどまっており、年々、保険料は上がり続けることになります。北区も独自に努力するなどさらに本格的な財政支援が求められます。
そこで、以下7点質問します。
1、国民健康保険制度が都道府県化されても「北区」は「都」とともに引き続き保険者となります。この制度変更で被保険者である区民にはどのような変化、影響をもたらすのか。また、保険料算定、高額療養費制度、保険料や窓口一部負担金減免制度等、明らかにしてください。
2、保険料の値上げ抑制のため東京都にさらなる支援を求めること。
3、北区として法定外繰入を継続・拡充すること。
4、多子世帯や障害者世帯、寡婦・寡夫世帯など区独自の負担軽減策の拡充を求めます。
5、保険料減免、窓口負担減免の条例を積極的に活用すること。また、支払い困難が明らかな滞納における執行停止等の実績はどのようになっているか。
6、保険料の支払いで生活保護基準となる境界層の保険料減免制度の導入を国にはたらきかけること。合わせて北区としての措置も検討することを求めます。
7、子どもの資格証明書の発行、および保険証未交付やはやめるよう求めます。
以上、7点お答えください
【区の答弁】
まず、新たな国民健康保険制度における被保険者への影響についてです。
今回の制度改革におきましては、都道府県が財政運営主体となりますが、国民健康保険への加入などの資格管理、保険料の賦課・徴収や医療の給付は、これまでどおり区市町村の役割とされており、被保険者が行う届出や手続きに変化はありません。
また、保険料率の算定は特別区長会において、東京都が示す区市町村ごとの標準保険料率を参考に、都内保険料水準の統一、医療費の適正化、法定外繰入の解消という将来的な方向性に沿って段階的に移行すべく23区統一で対応という方針のもと、特別区統一基準保険料率を参考に各区独自の対応も可能とされました。
北区におきましては、平成30年度の保険料率の条例案は特別区で定めた基準の保険料率としているところです。
次に、高額療養費制度においては、都道府県化により都内の区市町村の間での転出転入の事例では世帯の継続が認定された場合に、他の自治体で受けた高額療養費も回数に通算されることとなりました。
また、保険料や一部負担金の減免制度につきましては、都道府県化による制度変更はありません。
次に、東京都へさらなる支援を求めることについては、ご指摘のように、東京都は平成30年度の14億円をはじめ、6年間、独自の財政支援を行うとのことですが、機会をとらえ財政支援拡大を要望してまいります。
次に、法定外繰り入れの継続についてですが、国は、健全な国保運営のため、自治体に対し法定外繰り入れの解消を求めており、北区といたしましても、法定外繰り入れの解消が望ましい方向と考えております。
しかし、急激な解消は、保険料の急騰につながりかねないため、計画的・段階的な解消を目指してまいります。
次に、多子世帯、障がい者世帯、寡婦・寡夫世帯への区独自の負担軽減策については、保険者の都道府県化により東京都も保険者となることから、東京都の考え方を注視してまいります。
次に、北区国民健康保険条例第9条に定める一部負担金の減免制度および同条例第24条に定める保険料減免制度につきましては、災害など特別な事情により、生活が困難となった方を対象とした減免制度ですので、制度改革にかかわらず相談に来られた被保険者の方の実情に応じ、窓口での丁寧な対応と適切なご案内に努めてまいります。
また、国民健康保険料徴収の執行停止実績については、平成28年度686件、7200万円余となっております。
次に、世帯収入が生活保護基準に満たない方や、ボーダーライン層の方々の国民健康保険料に対する境界層減免措置については、国において検討されているものと承知しておりますが、国民健康保険制度の広域化に伴い、都内の基準を統一する必要も考えられることから、国の動向、東京都の考え方を注視してまいります。
次に、子どもの資格証明書ですが、18歳未満の被保険者については、資格証対象とはしておりません。
(3)後期高齢者医療保険料の値上げを回避することについて
第3の質問は、後期高齢者医療保険料の値上げを回避することについてです。
後期高齢者医療の保険料は4月から年額で1人平均1635円、加入者の約7割が値上げになります。特に特例軽減措置の廃止・縮小されるため、年収153~211万円の方は、1人当たり4800円もの負担増になります。医療費がかかることがさけられない75歳以上の方にとって値上げは命に関わる問題です。そこで、以下質問します。
東京都後期高齢者広域連合の保険料負担軽減に活用できる財政安定化基金の残高は211億円です。この一部を活用し軽減措置の継続など、値上げ回避するよう求めること。また、東京都後期高齢者広域連合任せとせず積極的な財政支援を都に求めるべきです。お答えください。
【区の答弁】
東京都後期高齢者医療広域連合では、平成30年度、31年度の保険料率の算定にあたり、区市町村の一般財源投入による特別対策を継続実施するとともに、平成28・29年度における財政収支で見込める剰余金180億円についても、保険料率の算定に繰り入れ、保険料の上昇抑制を図っております。
一方、財政安定化基金は将来の保険料の収納不足や、医療給付費の増大に備えて、国、東京都、および広域連合が財源を拠出しているものであるため、北区としては、短期的な保険料率抑制のために財政安定化基金の取り崩しを求める考えはありません。
次に、東京都に財政支援を求めることについては、今後の保険料率算定結果などを見ながら、必要に応じて検討してまいります。
(4)要支援者への総合事業など、第7期介護保険事業計画について
第4の質問は、介護についてです。
1点目は、介護保険料についてです。
現在、65才以上の介護保険料の基準年額は6万5257円、月額で5438円です。来年度以降の第7期介護保険事業計画(案)では、基準年額7万3380円、月額で6115円になり、年間では8万123円の値上げとなることが、先日、開かれた介護保険と高齢福祉計画の合同会議で示されました。国民健康険料、後期高齢医療保険料も値上げで、そのうえ介護保険料も値上げとなれば、区民生活にとっての影響は計り知れません。そこでお伺いいたします。
保険料の負担軽減のため国に国庫負担金の引き上げを求めるとともに、さらなる基金活用で、介護保険料を引き下げることを求めます。お答えください
【区の答弁】
はじめに、保険料の負担軽減のために、国に国庫負担金の引き上げを求めることについてです。
これまでも、被保険者の保険料負担を軽減するための方策については、特別区長会を通じて要望書を提出しており、今後も必要に応じて要望を行ってまいります。
また、第7期の介護保険料および介護保険給付費準備基金の取り崩し額については、今後、後期高齢者数や要介護認定者数の増加に伴い、給付費の増加が見込まれるため、介護保険給付費準備基金の6割程度を取り崩して保険料を軽減し、周辺区と同程度の保険料額としています。
詳細については、本定例会の所管委員会において、ご報告させていただきます。
介護についての2点目は、介護報酬の引き上げや処遇改善、介護予防・日常生活支援総合事業についてです。
昨年、廃業された通所介護施設の経営者の方からお話を伺ってきました。この施設は、一人ひとりの利用者さんに寄り添いながら、小規模ならではのきめの細かいケアに心がけ、地域の方や介護関係者からの信頼も厚く10年間続けてきた事業所です。地域で必要とされている仕事を一生懸命にやっているにもかかわらず、介護報酬は下がり続け、仕事に見合った給与を出すことができず募集しても人が集まらない。介護事業所にとって一番大切な人材確保の見通しがまったく立たないことは致命的です。根本的な介護報酬の低さや、処遇改善加算などを取るための施設基準の厳しさなど、小規模施設にとっては事業を維持することすら困難な現状を語って下さいました。
過日の介護保険運営協議会では、1月現在、周辺区を含む17事業所が北区の総合事業の指定を取り下げたとも伺っています。こうした事業所が増えれば、必要な介護が受けられない人が出てきてしまいます。また、北区の総合事業においても報酬単価が低く、受けてくれる事業所が見つからない、生活援助員の担い手さんが集まらないとの声も聞いています。要支援者等に必要な介護サービスを提供する区の責任も問われています。
そこで2つ質問致します。
最初に、発足して3年目に入った、介護予防・日常生活支援総合事業については、介護サービス事業者などに聞き取りを行い、事業所が安定運営できる報酬単価や人材確保などの課題を検証し、必要な善策を講ずること。
次に、介護事業所の運営難を改善するために、北区独自の介護職の処遇改善や人材確保対策を検討すること。また、介護報酬の引き上げと介護従事者の処遇改善を国及び東京都に求めること。
以上、2つお答えください。
【区の答弁】
介護サービス事業所へのヒアリングは、北区独自サービス事業を開始した当初から、これまで個別に実施してまいりました。
また、現行の制度および単価につきましては、介護サービス事業所等と協議を重ね、実態に合わせて制度設計を行ったものですが、今後も引き続き、各事業所等からの意見を丁寧に聞きながら、安定した事業運営がなされるよう検証を重ねてまいります。
介護人材の処遇改善については、国が平成29年度に介護報酬を改定し、月額平均1万円相当の介護職員処遇改善の拡充を行うこととしており、3月以降に通知が出される予定です。
また、政府は「新しい経済政策パッケージ」において、消費税引き上げに伴う報酬改定に対応し、平成31年10月から勤続年数10年以上の介護福祉士について、月額平均8万円相当の処遇改善を行うとしています。
介護職員の処遇改善や介護報酬の引き上げについては、国の動向を注視し、必要に応じて国や東京都に要望してまいります。
また、北区の人材確保対策としては、「福祉のしごと総合フェア」の開催や介護従事者の資格取得の費用補助等を実施しています。
平成29年度からは、区が包括協定を締結している帝京大学と福祉施設との橋渡しを行い、学生の施設訪問や実習等の機会を提供し、将来の福祉人材確保につなげる取り組みなどを進めています。
引き続き、福祉人材の確保を推進してまいります。
介護についての3点目の質問は、介護施設整備についてです。
要介護5の認定を受けながらも、医療的ケアの必要性から特養ホームへの入所が困難になっているケースが見受けられます。やむを得ず代替となる老健施設では、費用の面や次の入所先を探さなければならないなど、ご本人も家族も絶えず不安な思いを抱えています。施設介護の必要性も高く、なおかつ医療的ケアも必要とされている方こそ受入れる体制を整えていく必要があります。そこで質問します。
特養ホームでの医療的ケアの受入れを拡充すること、あわせて特養ホームを増設すること。お答えください。
【区の答弁】
北区では、区内の特別養護老人ホームへの医療的行為が必要な方の入所については、ポイントに基づいて順次入所調整を行っています。
今後も引き続き、北区高齢者福祉施設長会において、意見交換を行い、医療的行為が必要な方の入所について、各施設へお願いをしてまいります。
また、特別養護老人ホームの増設については、計画的に整備を進めてまいります。
(5)基金の積極的な活用で、さらなる区民の暮らし応援を
くらし応援、最後の質問は、基金の積極的活用でさらなる区民のくらし応援の予算にすることについてです。
新年度、北区の一般会計予算は1557億円と過去最大になり、住民税などの税収も6億9000万円の増となっております。平成30年度北区政執行の基本方針では、特別区民税は5年連続で増加し、着実な基金への積立などにより、計画事業等の実現に向けた財政対応力は高まっているとしています。
平成29年度末の財政調整基金残高は約142億円、主要5基金の残高は約534億円を見込んでいます。こうした基金の積み立ての増加に対して、総務省から地方自治体の予算編成にあたり「優先的に取り組むべき事業への活用を図るなど、適正な管理・運営に努められたいと」通達されています。北区でまだ予算計上されていない、給食費の無料化、就学援助の増額、学童保育のさらなる拡充、プレミアム商品券の増刷、ヘルシー入浴券補助費増額、認可保育士・介護士などへの区独自の処遇改善、公契約条例制定による賃金水準の引き上げ、住宅確保要配慮者への家賃補助など、いのちを守り、さらなる区民のくらし応援の優先的課題に、財政対応力の高まりを振り向ける必要があります。
そこで質問します。くらし、福祉優先にさらなる基金の積極的活用を求めます。お答えください。
【区の答弁】
平成30年度予算は、「長生きするなら北区が一番」と、「子育てするなら北区が一番」に関する施策に多くの予算を配分し、誰もが元気で安心して住み続けられる「全世代型のまち 北区」を実現する予算としており、保育、教育、健康、高齢者や障がい者の住まいなど、区民生活に直結した施策の充実を図っています。
また、学校改築や十条駅周辺のまちづくり事業には、学校改築基金やまちづくり基金を、基金の設置の趣旨に即して効果的に活用しており、総務省通知の考え方に沿うものとなっています。
なお、区の基金は「将来への備え」と、計画事業等の着実な推進のために積み立てている貴重な財源でありますので、現時点で予算計上を行っていないご提案のような事業の拡充等について、さらなる基金の活用は考えておりません。
2、税金や保険料等の滞納者によりそう生活再建のあり方について
大きく2つ目の質問は、税金や保険料等の滞納者によりそう生活再建のあり方についてです。
私は、会派の視察で「滞納は生活困窮を行政に知らせるシグナル」とし自治体あげて市民の生活再建支援を行っている滋賀県野洲市のお話を伺ってきました。野洲市では、税などの滞納債権を債権管理室が一元的に管理し、市民生活相談課と連携をして、滞納を解決するだけではなく生活困窮状態から抜け出して生活再建を支援する仕組みをつくりました。1つは、野洲市の「債権管理条例」で生活困窮を理由に滞納債権の徴収停止、債権放棄ができるとしました。さらに2つ目は、「くらし支えあい条例」を制定し、市は、その組織及び機能の全てをあげて、生活困窮者等の発見に努めるものと定めています。
この2つの条例に基づき、各課から市民生活相談課へ相談紹介した平成28年度実績は、昨年度比で174%の増、111件でした。これは、ご本人からの直接の相談49件を大きく上回り、庁内連携の仕組みが強化された結果と伺いました。
本区においても、保険料等が払いたくても払えない方、相談したくても自ら相談に行くのが難しい方への支援のあり方として、困っている市民を市役所から見つけ、生活支援につなげ、生活改善・収納につなげていく野洲市の取組みや、その姿勢を大いに参考にすることが求められているのではないでしょうか。
そこで税金や保険料等の滞納者によりそう生活再建のあり方について以下質問します。
(1)滞納は生活困窮者のシグナル。生活再建に資する納付相談に
保険料や住民税の滞納については、生活困窮者のシグナルととらえ、執行停止・猶予を的確に行い、生活再建を優先する納付相談を行うこと。
(2)滞納者に対する生活再建支援の現状と実績について
北区の滞納者に対する生活再建の支援の現状と実績について。お答え下さい。
(3)滋賀県野洲市の取り組みを参考に、区のあらゆる窓口が連携し、生活再建に取り組むことについて
滋賀県野洲市の取り組みを参考に、滞納者等の生活実態をつぶさに把握している区のあらゆる窓口が連携し、生活再建支援に積極的に取り組むことを求めます。
以上3点、区長のあたたかい答弁を求めます。お答えください。
【区の答弁】
初めに、保険料や住民税の滞納については、生活困窮者のシグナルとしてとらえ、執行停止・猶予を的確に行い、生活再建を優先する納付相談を行うことについてです。
区としては、まずは通常の納付相談の中で滞納者の声を傾聴し、生活実態を把握するよう努めています。
また、利用者の利便性の向上や区税等の滞納が累積する前での納付相談が重要との認識から、相談機会を確保するための対策として、区税などを公金を所管する複数の課が、開庁日にいっせいに窓口を開設する「ワンストップ納付相談」や「休日納付相談」を開催しています。
この相談の中では、様々な事情をお聞きした上で、生活の基盤が安定せず、経済的にお困りの場合は、まずは、「北区くらしとしごと相談センター」を紹介したり、さらには生活困窮の申し出があった場合には、生活保護の手続き等の案内をしています。
その上で、滞納者の生活困窮が続くことが客観的に認められる場合には、滞納処分の執行停止などを行っているところです。
北区としては、今後も個人情報の保護、地方税法上の守秘義務等を基本として、適切な部署と連携し、滞納者のそれぞれの状況に配慮した対応を行ってまいります。
次に、北区の滞納者に対する生活再建の支援の状況と実績についてです。
まず、ワンストップ納付相談の際に他の制度等を案内した件数についてです。
平成28年度の実績で、電話を含め合計で626件の相談のうち、「税額等の修正申告手続きの案内」および「生活保護手続き等の案内」等が10件、「くらしとしごと相談センターの案内」が2件ありました。
また、ワンストップ納付相談時以外に、北区社会福祉協議会等や庁内関係課から「くらしとしごと相談センター」を紹介した件数は、28年度の実績で合計144件でした。
次に、区のあらゆる窓口が連携し、滞納者等の生活再建支援に積極的に取り組むことについてです。
北区では、関係課で把握した生活困窮者を生活困窮者自立支援法に基づき開設している「北区くらしとしごと相談コーナー」に確実につなぐため、平成27年度から庁内連携推進連絡会議を開催し、センターと関係課との連携強化に努めています。
また、今国会に提出された生活困窮者自立支援法の改正法案では、関係課において生活困窮者を把握した場合には、生活困窮者自立支援事業等の利用勧奨を行うことを努力義務とする規定の創設が盛り込まれています。
改正法の趣旨を踏まえ、今後もセンターと関係課との連携強化に努め、生活困窮者への適切な支援に取り組んでまいります。
3、区民事務所7分室の廃止について
大きく3点目の質問は、区民事務所7分室の廃止についてです。
区内7ヵ所の区民事務所分室は、今年の9月28日をもって全部廃止になります。分室の職員の方からは「単に証明書発行や収納業務をやっているだけではなく、地域の高齢者などから持ち込まれるご相談にも丁寧に対応しています」、「分室廃止で、王子区民事務所などが混雑し、利用者さんは大変になるのではないか」などの声を聞いています。
コンビニ交付では、利用者さんに対するきめ細かなサービスは難しく、分室廃止で利用者増が見込まれる王子区民事務所の混雑緩和の具体案も見えてきていません。区民や職員にとって重要な問題にもかかわらず、利用者さんへの意見聴衆や十分な検討も行われないまま、分室廃止を強行し、区民サービスを低下させない手立てが後回しになっているのは問題です。
例えば、住民票の写しの電話申請の区民サービスがあります。これは、電話で申請すると、指定されたコンビニエンスストアで営業時間内に住民票を受け取ることができるサービスです。このサービスを拡充させることや、桐ヶ丘だけではなく各分室地域で出張窓口サービスを行うなど、区民サービス向上の手立てをとるべきです。そこで区民事務所7分室の廃止について以下質問致します。
(1)職員団体との合意形成について
この件に関して、第4定例会では、職員団体とは概ね合意形成されたと伺っておりますが、最終的に職員団体とは合意形成がなされているのでしょうか。
(2)王子区民事務所の待ち時間短縮の具体的な見通しについて
王子区民事務所などの時間短縮に向けた具体的な見通しについてはいかがでしょうか
(3)分室廃止による区民サービスの低下をきたさない万全な対策を
区民事務所分室の廃止による区民サービス低下をさせないこと。また、住民票の写しの電話申請サービス等を拡充させるなど、さらなる区民サービス向上策を求めます。
以上3点、お答えください
【区の答弁】
まず、職員団体との合意形成についてお答えします。
区民事務所分室の見直しについては、昨年の10月10日の職員団体との協議において、7分室が一括廃止された場合に、分室職員の戸籍住民課内への配置転換について確認がなされています。
その後、議会で条例改正の議決を頂いていますが、条例の施行期日が平成30年10月1日となっているため、新年度の人員配置後に、引越し、レイアウト等について具体的・詳細部分の確認が残っています。
次に、王子区民事務所の待ち時間短縮の具体的な見通しについてです。
第2庁舎4階に転出専用窓口を昨年同様開設し、端末を追加して窓口を増設します。
人員面では、区民事務所に従事する応援職員の兼務発令を行い、全庁を挙げて待ち時間短縮につなげてまいります。
なお、詳細については、本定例会の所管委員会でご報告させて頂く予定です。
次に、分室廃止による区民サービスの低下をきたさない万全な対策を求めることについてです。
議会での様々なご意見を踏まえ、北区ニュース、ホームページをはじめ、区民事務所や分室でのチラシ配布、町会・自治会の掲示板での周知を行っています。
また、回覧板では、区民事務所分室の業務終了と各種証明書の取得方法を、わかりやすいQ&A方式でご案内しています。
さらに、職員が出向いて行うマイナンバーカードの申請補助サービスを、分室を区民事務所に統合する地域を中心に実施するなど、今後も着実に進めてまいります。
4、区民とともにすすめるまちづくりについて
大きく4つ目の質問は、区民とともにすすめるまちづくりについてです。
現在、北区のまちづくりに関連して補助86号線志茂地域、補助86号線赤羽西地域、補助73号線、十条西口再開発と4つの訴訟が起きています。訴訟まで起こさなければならなかった、住民のやむにやまれぬ思いを受け止めてもらいたいと思います。
先日、その一つでもある赤羽自然観察公園とスポーツの森公園の間にある補助86号線道路予定地で、子供たちの凧揚げ大会が行われました。この場所は、暫定的に公園の一部として開放されています。電線のない広々とした原っぱは、都会にあって、大変に貴重な場所です。この場所に関しては、「自然環境を壊さないで」、「こどもたちの遊び場をうばわないで」と道路計画の廃止と道路予定地を公園・緑地として整備を求める署名が1212筆、道路計画の見直しを求める署名が1528筆と、合わせて2740筆が、東京都ならびに北区に提出されています。
こうした区民や利用者の声があるにも関わらず、着々と事業が進められてしまうやり方が、住民を訴訟にまで追い込んでいます。こうした区民の意見に、どうしたら応えていけるのか、住民とともに考えていくこのことこそ区民とともにまちづくりをすすめる「協働のまちづくり」の姿勢ではないでしょうか。
区民の声を反映する仕組みとして、まちづくり条例を制定している先進的な自治体もあります。区民とともにすすめるまちづくりの仕組みをさらに検討することが必要であることをあらためて強調しておきたいと思います。
おりしも、「北区都市計画マスタープラン2010」は、平成29年度から32年度までの3ヵ年で改定作業中です。新たに策定される北区都市計画マスタープランにおいては、住民の意見を十分に尊重し反映させるものとなるよう、最初に3点質問致します。
(1)次期北区都市マスタープランに区民意見を反映させることについて
1、次期北区都市計画マスタープラン改定作業にあたっては、これまで住民から出されている意見等を骨子案や素案の作成に生かすことを求めます。
2、マスタープラン改定にあたり、これから行う「区民意向調査」の概要と特徴についてお聞かせ下い。また、区民意向調査にあたっては、自由記載欄も設けるなど、住民の生の声を活かす工夫を行うことを求めます。
3、「区民との協同のまちづくり」を基本姿勢とし、各地域ごとに協議会、公聴会、ワークショップなどを開催し、住民の声が十分に反映する仕組みとすることを求めます。
以上3点、お答えください。
【区の答弁】
はじめに、次期北区都市計画マスタープランに区民意見を反映させることについてです。
都市計画マスタープランにつきましては、今年度から改定作業を進めており、庁内検討組織を設置し、骨子案の取りまとめを行っております。
また、来年度は、都市計画審議会の部会として、審議会委員や区民公募委員等で構成される都市計画マスタープラン専門部会を設置し、素案の作成を行っていく予定です。
改定にあたりましては、アンケート形式で区民意向調査や中学生意向調査を行い、まちづくりの方向性などについてご意見を伺うほか、将来を担う中学生には、中学生から見るまちの魅力、望ましいまちのイメージなどについても調査してまいりたいと考えております。
意向調査では、ご提案の点も含め、率直なご意見をいただけるよう工夫をさせて頂きます。
また、ワークショップや改定案の説明会等を開催し、これまで頂いたご意見等も参考に、多世代にわたる区民の皆さまからのご意見、ご意向等の把握に努めてまいります。
(2)提訴されるなど住民の意向と大きくかい離する地域のマスタープランは、住民意見に基づき見直しを
次に、4点目の質問は、「北区都市計画マスタープラン2010」では地域別のまちづくり方針とともに、構想の実現に向けては、区民とともにまちづくりをすすめることが、基本的な考えとしてしめされています。先に述べました特定整備路線道路事業や、十条駅前再開発、十条駅の高架化など、いま北区で進められているまちづくりに関して訴訟が起こされるなど、住民合意が得られていません。あらためて、住民意見を求め現状や課題を把握し、次期のマスタープランに生かすことについてです。
以下質問します。
提訴されるなど住民の意向と大きくかい離する地域のマスタープランについては、当該地域の住民との意見交換の場を持つなど、住民意見に基づいた見直しを求めます。
【区の答弁】
北区都市計画マスタープランは、都市計画に関する基本的、総合的、長期的計画であり、区民の皆さまをはじめ、東京都や近隣自治体、事業者などに対し、個別のまちづくりを進める場合の説明や理解を得るための指針となるものです。
また、様々な主体が取り組むまちづくり活動の方向性を整理する基本書としての役割も担っています。
改定にあたりましては、安全で安心に暮らせるまち、活気とうるおいのある持続可能なまちをめざす観点から、区民の皆さまをはじめ、事業者などからの幅広いご意見、ご意向等の把握に努めるとともに、専門部会等でご議論を頂いてまいります。
(3)2020 年までに整備の見通しが立たない区内の特定整備路線事業は、いったん取り下げるよう北区から都に求めること
この質問の5点目に、区内の特定整備路線事業は、2020年までに完成の見通しは全く立っていません。2020年までにできない計画は、いったん取り下げるよう北区から都に求めるよう求めます。お答えください。
【区の答弁】
特定整備路線は、災害時の延焼遮断や避難路、緊急車両の通行路となるなど、災害時に特に甚大な被害が想定される整備地域の防災上の向上に大きな効果が見込まれる、大変重要な都市計画道路です。
区内の特定整備路線は現在事業中であり、東京都と区が連携して、安全安心なまちづくりに取り組んでおりますので、区といたしましては、東京都に対し、事業の取り下げを求めることは考えておりません。
5、地域の諸課題について
最後の大きく5つ目の質問は、地域の諸課題についてです。
(1)コミュニティバス新規路線の計画化について
地域の諸課題の1点目は、コミュニティバス新規路線の計画化をすることについてです。
浮間地域の国際興業バス赤06便は、平成28年9月末で廃止されました。廃止に至る2年間は、区が国際興業に支援する形で、バス路線の運行が行われていましたが、平成28年7月末に運行支援を打ち切りました。支援打ち切りの理由について、区は、浮間地区の運行支援する民間バス路線は経路の改善を図ったが、概ね85%が「シルバーパス」による乗車で、収支の改善が見られないと事務事業評価でも述べています。しかしながら、高齢者などへの生活を支える移動手段を確保しようとする決意があるならば、採算性や収支だけを強調するのではなく、どうしたら実現できるのかを優先にするべきです。
浮間地域の住民のみなさんからは、コミュニティバスの運行などを求める陳情が北区議会に提出されております。「バスが廃止になり出掛ける事が少なくなりとても不便です」と高齢の方からの声も頂いております。民間事業者頼みではなく、区が責任を持つコミニティバス新規路線を積極的に事業計画化し、取り組むべきです。
そこで以下質問します。
1、新年度、コミュニティバス展開方針策定調査が行われます。高齢者や障害者、子育て世帯への生活を支える移動手段の確保を第一とし、採算性や収支が取れないという理由のみで方針を出すべきではないがどうか
2、新年度、調査の浮間地域については、民間バス路線の廃止、区民事務所の分室廃止や図書館や児童館の複合化にともなう場所の移転などによる区民施設利用者への利便性など最大限考慮することを求めます。
3、各候補地域での住民アンケートを行うなど、コミュニティバス展開方針策定調査に住民の声が反映される仕組みを検討することを求めます。
4、北区基本計画2010では、3路線、事業費2億円で計画されていました。2020年に向けて、基本計画や中期計画にコミニティバス新規路線を位置づけ実現に向けて踏み出すこと。
以上、4点についてお答えください。
【区の答弁】
区では、平成30年度に、コミュニティバス展開方針策定調査を実施いたします。
この調査では、既存路線の改善検討において、利用者アンケートを実施して既存ルートの改善などを検討してまいります。
また、導入候補地域における再分析においては、公共交通の機能向上や、高齢者人口の増加動向、地域の高低差への対応を再度検証するとともに、新たな公共施設の配置状況や、今後の道路整備状況などを考慮して、将来を見すえた分析を行ってまいります。
コミュニティバス新規路線の事業計画化につきましては、再分析結果を踏まえるとともに、路線選定の重要な要素となる事業採算性や民間バス路線との競合なども十分考慮し、必要に応じて検討してまいります。
(2)JR北赤羽駅の安全性の向上について
地域の諸課題の2点目は、JR北赤羽駅の安全性の向上についてです。
昨年12月に、北赤羽駅浮間改札側のホームへ向かうエスカレーターが急停止するトラブルがありました。幸いけが人はいませんでしたが、北赤羽駅は、ホーム上や浮間側の改札には駅員もおらず、利用されていた方は万が一転倒してしまうような事故になったらと危険を感じたそうです。駅に問い合わせたところ、機器の故障ではなく、子供のいたずらとの話を伺っています。お話の中では、同様のトラブルは2、3年前から年に数回起こっているそうです。そのころから、改札に係員の配置がなくなり、そのことも要因の一つではないかとも考えられています。
そこで、以下質問します。
JRに対し、駅利用者の安全性を高めるため改札等への人員配置などといった再発防止策について北区から申し入れを行うことを求めます。お答え下さい。
【区の答弁】
北赤羽駅浮間口のエスカレーターは、昨年4月以降、十数回、緊急停止がされたとJR東日本から聞いております。
エスカレーターが緊急停止した場合は、昇降機監視装置のモニターにて発生時の画像を確認し、駅員が復旧に向かい対応しています。
直接の原因が確認できない場合もあるとのことですが、区といたしましては、今後ともJR東日本に対し、駅利用者等へ安全対策や緊急停止時の速やかな対応について、万全を期すよう申し入れてまいります。
(3)浮間さくら荘高齢者あんしんセンターの拡充と、旧浮間さくら荘改修ステーションの今後の構想について
地域の諸課題の3点目は、旧特別養護老人ホーム浮間さくら荘を改修ステーションに整備することなどについてです。
現在、旧特別養護老人ホーム浮間さくら荘の1階には、浮間さくら荘高齢者あんしんセンターがあります。地域の様々な相談対応やサロン活動や地域の自主サークル活動なども行われています。旧特別養老人ホーム浮間さくら荘が改修ステーションとなる場合あんしんセンターや地域の自主活動の場などが心配されます。改修ステーションの今後の活用方法など、以下質問致します。
1、浮間さくら荘高齢者あんしんセンターについては、利用者や職員の要望を聞くなど、移転を機に機能拡充を図ることを求めます。
2、旧特別養護老人ホーム浮間さくら荘改修ステーションのつつじ荘改修以降の構想について。
以上、2点についてお答えください。
以上、区長の温かい答弁を求め、私の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。
【区の答弁】
浮間さくら荘高齢者あんしんセンターは、特別養護老人ホームが廃止された後も運営を継続してきましたが、施設を改修ステーションとして活用する予定のため、本年11月に、現浮間区民センター内の赤羽区民事務所浮間分室へ、移転を予定しています。
移転により浮間地域のほぼ中央に配置されることから、利用者の利便性、あんしんセンター職員の機動性の向上を図ることができると考えています。
移転に際しては、地域の方、事業者への丁寧な説明に努め、引き続き高齢者あんしんセンターの機能向上に取り組んでまいります。
また、浮間さくら荘高齢者あんしんセンターが移転した後の、旧特別養護老人ホーム浮間さくら荘については、上中里つつじ荘の大規模改修に備えた改修ステーションとする予定です。
その後の利用方法については、上中里つつじ荘の大規模改修に活用した際の課題等を検証する中で、改めて検討してまいります。
なお、詳細につきましては、所管の委員会にて報告させて頂きます。