猛暑から区民の命を守るための申し入れ
2019年8月10日 | 政策・提言
日本共産党北区議員団は9日、「猛暑から区民の命を守るための申し入れ」を依田副区長に提出。猛暑対策を強化するよう要請しました。
8月半ばを過ぎても、暑い日が続いており、生活保護利用世帯や高齢者、障がい者、ひとり親世帯などでエアコンがない家庭では、健康や命にまで危険が及ぶことが心配されています。また、エアコンが設置されていても、「電気代が心配でつけられない」という声も、依然として寄せられています。
こうした状況を受けて党区議団は、生保利用者からの相談で区に要請し、新規エアコン設置費用が支給された例も紹介しつつ、
1、生活保護利用世帯に対するエアコン設置費助成については、新規に利用を開始した世帯だけでなく、すべての世帯を対象とすること。あわせて、エアコンの修理や買い替えについても助成をおこなうこと。また、生活保護利用世帯への夏季加算の実施を国に求めること。
2、高齢者・障がい者・ひとり親世帯などでエアコンがない家庭への設置費用、および修理・買い替えの助成をおこなうこと。また、適正なエアコン使用をよびかけるとともに、低所得者世帯への電気代補助を検討すること。
3、可能な区有施設を「お休みどころ」として積極的に活用すること。
4、高齢者あんしんセンターと連携して高齢者世帯への訪問を一層強化するなど、猛暑から区民を守るための必要な対策を講ずること。
5、北区が東京電力、東京ガス、東京都水道局と締結している見守りにかんする協定を遵守するとともに、ライフライン事業者や高齢者あんしんセンター、警察、消防とのさらなる連携を図ること。
を申し入れました。
依田副区長と担当部長は、「暑さから区民の生命を守ることが最優先。生保世帯については、個々のケースにおいて最善の対策がとれるよう徹底したい」と応じました。