新型コロナ感染急拡大への対策に関する申し入れ
2020年7月30日 | 政策・提言
本日、日本共産党北区議員団として、花川区長に対し、新型コロナ感染急拡大への対策に関する申し入れを行いました。新型コロナに関しては、第4次の申し入れになります。
北区はこれまで、東京23区の中でも比較的感染者の少ない区の一つでしたが、この一ヵ月で、非常事態宣言解除時に約100人だった陽性患者数が、235人(7月28日の集計)まで増加しています。
感染の発覚による中学校や保育園、学童クラブなど施設の休業も広がっています。
こうした深刻な事態の中、国は真剣な対策を検討するどころか、首相は雲隠れ、果てはGO TO トラベルキャンペーンを前倒しで強行するなど、国民を不安に陥れる対応に終始しています。
東京都の小池知事も、毎日テレビに登場するものの、「本日の感染者は〇〇人でした」とアナウンスするだけ。
このまま手をこまねいていては、さらに事態は深刻にならざるを得ません。
一昨日、日本共産党の志位和夫委員長は、政府に対し「感染震源地(エピセンター)を明らかにし、徹底した検査を」との緊急申し入れを行いました。これこそ、国民の不安に応える時宜にかなった提案だと受け止めました。
緊急申し入れの全文はこちらから↓
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-07-29/2020072903_01_1.html
本日の区長への申し入れは、この緊急申し入れをベースにして、(1)PCR検査の抜本的拡充などについて、(2)暮らしと営業を守るための支援について、(3)子どもたちへの感染を防ぎ、学びを保障するために、の3つの柱、15項目の内容にまとめました。
花川区長は、このところの感染急拡大に緊張した面持ちで申し入れ書を受け取り、「7月に入って感染者が増加している。いまだ終息の方向が見えず、心を痛めている。国が示す『新しい日常』の周知に努めたい。スピード感を持って必要な対策を講じていきたい。頂いた要望は、区民の皆様の切実な声と受け止め、まずは全庁で共有し、検討していきたい」と応じました。
今後とも、PCR検査の拡大を求め、議員団で全力をあげて取り組みます。