北区国民健康保険の保険料改定等に関する申し入れ
2016年1月26日 | 政策・提言
北区長 花川輿惣太 殿
日本共産党北区議員団
幹事長 八巻直人
日頃より区民福祉の向上にご尽力いただきありがとうございます。
1月15日開催の特別区長会は、2016年度特別区国民健康保険の保険料率を大幅に値上げする基準額を確認しました。
その詳細についてはまだ発表されていませんが、現時点で寄せられている情報では区民一人当たり平均で11万1189円、今年度比6466円(4.36%)の値上げが明らかになっています。
国民健康保険加入者の生活実態を考慮するならば、今回の値上げは到底容認できません。合わせてこの間の保険料負担算定方式変更により、障がい者、寡婦・寡夫、多子などの世帯の状況が保険料軽減に反映されないといった弊害も生じています。
一方、高額な医療費の窓口負担も区民に重くのしかかっています。国民皆保険制度の下で、医療費が払えないという理由で必要な医療が受けられない状況があってはなりません。
1月28日開催の北区国民健康保険運営協議会にあたり、以下、国民健康保険制度の改善を申し入れるものです。
記
一、国民健康保険料値上げを容認しないこと。
一、国と東京都に対して、高すぎる保険料の抑制のために、最大限の財政支援を求めること。
一、障がい者、寡婦・寡夫、多子世帯に対する北区独自の保険料減免制度を拡充すること。
一、医療費の一部負担減免制度(法44条)の活用を促進すること。
一、払いたくても払えない特別な事情のある国保料滞納者に対しては、限度額認定証などを交付すること。
以上