特別養護老人ホーム「(仮称)しょうじゅ豊島」の整備計画中止に関する申し入れ
2014年10月27日 | 政策・提言
東京都北区長 花川 与惣太 殿
日本共産党北区議員団
幹事長 八巻 直人
日頃の区政推進のご尽力に、心より敬意を申しあげます。
さて、9月16日に開かれた北区議会第3回定例会健康福祉委員会では、2017年開設に向け、区内で3ヵ所の特別養護老人ホーム、定員465名分の整備計画が報告されました。
ご承知のとおり、区内の特養ホーム待機者は、この数年間でも900名前後で推移しています。施設を増設しても待機者の数は減らない状況の中、今議会への特養ホーム整備の報告は、区民にとっても大きな朗報でした。
しかしながら、その中の1つ、「(仮称)しょうじゅ豊島」(221床整備予定)については、10月24日に地元住民説明会が予定されていましたが、直前の10月21日になって、北区から「整備事業者より協議取り下げの申し出があり、住民説明会は中止する」旨の事務連絡が、議会に通知されました。
整備地区直近の町会説明会はすでに実施されており、近隣住民に向けた説明会の直前になっての協議取り下げ、事業中止は、あまりにも理不尽極まりないもので、驚きと落胆を禁じえません。
北区からの案内を受け、地元町会でも急きょ、説明会中止の緊急回覧が行われましたが、当日の説明会には、何人もの地域の方々が会場に足を運びました。しかし、待機していた整備事業者は、参加者の方に、「建設を中止する運びとなった。協力頂いた皆様には感謝とお詫びを申しあげます」との文書を会場の外で配布するだけの、全く誠意のないものでした。
そこで、北区として以下、対応されるよう要請致します。
記
一、区民・議会に対して、納得できる十分な説明を行うよう整備事業者に求め、北区として、経過と今後の方針に関する議会への文書報告を早急に行うこと。
一、北区中期計画(2014~16年度)でかかげている、「2015年度3ヵ所344床着工、2016年度完成」が遂行されるよう、あらゆる手段を通じて豊島6丁目当地での整備をすすめること。
以上