家賃の値上げやめよ
党都議団 都住宅公社に申入れ
2010.9.11「しんぶん赤旗」より
 日本共産党東京都議団は10日、東京都住宅供給公社に対し、一般賃貸住宅(管理戸数6万2625戸)の家賃値上げをやめ、居住者が求める住宅修繕を至急行うよう申し入れました。
 たぞえ民夫、かち佳代子、大島よしえ各都議は、都公社住宅が昨年11月、今年4月に実施予定だった家賃値上げを9月に延期したことを評価。しかし居住者の厳しい経済状況は現在も続き、都公社住宅自治会協議会が2008年度に行った居住者アンケートでも世帯平均年収が306万円と低いことを指摘しました。09年度の公社決算で131億円の純利益を上げており、「家賃を据え置きしても公社住宅を運営する十分な体力がある。居住者の経済負担を強いるベきではない」と述べました。
 さらに「風呂の洗い場が狭く体を洗えない」「地盤が沈み棟の基礎が見えている」など老朽化した一般賃貸住宅の写真を示し、①一般賃貸住宅家賃を10月以降も値上げしない
②定期借家制度で入居した居住者を追い出さず、契約を更新する③居住者の希望に治って修繕を速やかに行うー
ことを求めました。
 同公社の永井彰総合企画課長、真板信孝総務課長らは「定期借家で新規入居の人は再契約できる。すでに入居している人への対応は検討中で、近く通知する。修繕のあり方は検討中。地盤沈下は実態をつかみ対応する」と答えました。

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