北区議会第3定例会は10月3日に終了いたしましたが、前号に引き続き区議会の論戦を報告いたします。
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団地アクションで「安倍内閣に消費税10%増税を中
止させよう」と呼びかける福島区議(10月12日) |
「徴収マニュアル」改訂へ
児童手当差し押さえる住民税徴収
高すぎる国保料や住民税、「払いたくても払えない」方が増えています。このため、昨年、やむを得ず滞納した方の預金通帳の全額、中にはこどもの児童手当まで差し押さえられた方もいます。共産党区議団は昨年来の議会でこの問題を追及、徴収マニュアルの改善を要求してきました。
今議会で、私は「児童手当は差し押さえ禁止財産だ。徴収マニュアルは改善すべきではないか」と重ねて取り上げました。区は「差し押さえ禁止財産は控除する」旨を含む全面的なマニュアル改訂を検討中であると答弁しました。
120億円の財調基金 くらし応援に活用迫る
北区の主要5基金残高は現在445億円で、今年度末には、区政史上最高の450億円を突破する見通しとなりました。
ところが区は、来年4月スタートの新基本計画(10年)等の策定のため7回にわたり開かれた「検討会」(公募委員らで構成)で、5基金の一つで住民サービス等のために使われる「財政調整基金」等はいずれ「枯渇する」「底をつく」と財政危機をあおる説明しました。そのため学識経験者の委員からは「どこかで福祉やサービスを減らさなければいけな」等の意見も出されました。
これに関し私は、決算特別委員会の総括質疑で、「財政調整基金は枯渇するどころか120億円にも達している。検討会はもっと公正な議論を行うべき」と区の姿勢を批判し、くらし応援のため活用することを迫りました。
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