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日本共産党北区議員団
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2018年7月24日号

安全・安心の豊島5丁目団地に
第2定例会での代表質問概略

 2018年度(平成30年度)第2回定例会が11日間の会期で開かれ、6月29日に終了しました。私は日本共産党北区議員団を代表して質問を行い、史上最高額となった積立金を活用して共産党の予算組み替え案の実現を求めました。また、団地内の新バスターミナルの交通安全問題、公団住宅の家賃減免制度や居住室内の修繕問題、区職員による生活保護費詐欺事件等を質しましたので概略を紹介します。

「生活保護は憲法25条に基づく国民の権利」明記を 
 生活保護基準(単身高齢者月約13万円)未満の収入の方で実際に利用している方は23%程度です。安心し て生活保護の申請ができるよう、区の「生活保護のしおり」に「憲法25条にもとづく国民の権利」であることを明記す るよう提案しました。
 生活保護費の横領詐欺事件については再発防止策等を強く求めました。区は「徹底した内部調査を行い、再発防止委員会を設置する。また研修を強化し、職員の意識改革と綱紀粛正をはかる」と答弁しました。

湧水池でザリガニ捕りに熱中す る子ども達(赤羽自然観察公園で)

積立金を活用し、待機児ゼロや入学準備金の増額を
 共産党区議団は2018年度予算編成にあたり、財源10億円で26項目の「予算組み替え」を提案しました。5月末の出納閉鎖で区政史上最高額の積立金となっていることが明確となり、財源的に実現可能な現実的提案であることがハッキリしました。学童保育と保育所の待機児童ゼロへ施設を増設すること、小・中学校の入学準備金を増額し年度内に実施すること等、5項目に絞って質しました。
これに対し区は、東京都において就学援助費の単価が改善されたので、他区も改定に向けて検討中とし、「北区も時期と増額に向け検討を進める」との前向きの答弁がありました。

URに家賃減免制度の創設や室内修繕の見直しを 
 豊島5丁目団地に居住する方々が、安心して住み続けられるように①家賃減免制度の創設、②現行の家 賃特別減額制度(据え置き)の内容改善および③室内修繕の居住者負担の見直しをURに積極的に働きかけるように求めました。更に、豊島4丁目地区開発に伴って改修された団地内の新バスターミナルについて、安全確保のため新たな歩行路が必要なことなど関係機関とともに事態改善に取り組むことを求めました。
合わせて、介護サービス利用者のために、介護送迎車が外周道路から駐車場へのアクセス路に進入できるよう柔軟な対応をURに働きかけるよう求めました。
 区は「都市機構から修繕負担区分の見直しを進めていると聞いているので動向を注視する」と回答。また、人、自転車、車の安全動線確保は「安全性・利便性を一層重視した新たな動線確保等がされるよう検討をすすめる」と前向きの答弁がありました。
介護送迎車の団地内駐車場進入路の利用については「区も申し入れたい」としました。