(1)都電滝野川1丁目停留所そばの旧滝野川東出張所は閉鎖された後、障がい者の作業所として使われていましたが、この団体が豊島5丁目団地の区有施設に移転後、遊休施設となっていました。今回区は、この敷地を活用し、密集事業により公園の整備を行うとともに、地元の東大原自治会から要望のあった自治会館建設用地として、敷地の一部を地元自治会へ売却することになりました。
利活用案は、@公園として120u程度の整備を行う、A地元自治会へ100u程度を売却し、既存建物は解体する。スケジュールは30年度に、@既存建物の解体工事、測量、境界確認、分筆登記、A財産価格新議会の開催、B地元自治会へ売却、31年度に、@自治会館建設工事、A公園整備工事となります。地元自治会は長年の念願である自治会館が建設されることになります。
(2)東京都健康と生活を守る会と北区生活と健康を守る会は3月、都庁で日本共産党都議団のそねはじめ都議立ち会いのもと、都市整備局都営住宅経営部の課長と都営住宅の空き家戸数と活用状況について聞き取りを行いました。
日頃から、都営住宅の空き家戸数の多さが話題になり、生活と健康を守る会が独自に空き家調査を行ったり、都営住宅に入居を希望する方たちから、なぜあんなに空き家にしておくのかとの疑問が出されていました。都の説明では、北区の都営住宅住戸情報として、管理戸数は13,167戸の内、空き住戸は1,386戸でその内訳は、@公募用として募集済みが179戸、募集予定が171戸、A事業用として960戸、Bその他として76戸あることが明らかにされました。事業用は区内都営住宅の建て替えに伴う移転戸数、その他は都住居住者の住宅変更用(足が悪く、エレベーターのない5階などに住む方の変更先)です。
5月の都営住宅入居者募集では、全都で3,400戸、北区では103戸と通常を上回る募集が行われます。これも、今回の空き家調査と無関係ではないと思われます。 |