・トップページ ・区議会報告 ・活動レポート ・今月の予定
・プロフィール ・やまき直人事務所 ・メール ・リンク

▲区議会報告へ戻る▲

旧滝野川第六小学校第4回跡地利活用検討委員会報告


 7月27日に第4回北区学校施設跡地利活用検討委員会が開催されました。
 当日は、これまでの区民意見と地域代表者意見や検討委員の意見を踏まえ、旧滝野川第六小学校に係る利活用計画(案)が示されました。基本的考え方として、@滝野川西地区は現在保育所の待機児童が発生している地区で、就学前教育・保育施設の整備が求められている。A高齢化率は北区平均を下回っており、その傾向は今後も続くと考えられる。B東京フランス学園については、多文化理解や多文化共生の観点から、地元自治会や近隣小中学校との連携・協力をさらに密に行っていく必要がある。C滝野川5丁目地域は、木造住宅の密集地域であることから、地震に関する総合危険度が相対的に高く、引き続きオープンスペースの確保への配慮が求められるとし、「そこで、本跡地については、待機児童対策や東京国際フランス学園を中心に、文化の交流を通じた多世代がくらしやすい安全な地域づくりを基本的考え方とする」との案が示さ、「安全で災害に強く多文化の交流から未来へつながるまち」のコンセプトとなりました。
 また、基本的方向として、@保育所保育所待機児童の解消。A東京国際フランス学園との連携の更なる強化。B防災機能の確保が示され、事業手法は、@待機児童解消にあたっては、施設の誘致等を検討。A東京フランス学園への利活用を推進する際には、一定の条件を付したうえで、売却または貸付を検討。B売却または貸付の決定にあたっては、跡地利活用指針に基づき、将来的な土地利用のあり方を踏まえ十分に検討となりました。
 一方、これまでに出された地元代表者の主な意見・要望は、北区の滝野川紅葉中学校生徒数の推移予測が大きく狂い、生徒数が大幅に増加し、普通教室や運動場が足りていないので、中学校の手狭な教育環境の改善、保育園待機児解消に認可保育園の設置、特別養護老人ホームなどの高齢者施設の要望など切実な声が出されました。また、この跡地を売却や他団体への貸付でなく、多目的に活用する事こそ、地域の価値を高める唯一の方法との意見も提起されました。
 今回の検討委員会の案は、地元要望を全面的に取り上げたものでなく、フランス学園への売却・貸付を最優先する区の結論ありきが透けて見える内容です。今回は検討委員からも地元意見が聞こえてこないフランス学園へ売却・貸付で良いのかとの疑問が出されました。最終の第5回検討会は8月28日に開催されます。

区議会報告へ戻る▲
・トップページ ・区議会報告 ・活動レポート ・今月の予定
・プロフィール ・やまき直人事務所 ・メール ・リンク