家庭の事情などにより、家で子どもだけで過ごすことが多く、孤食の状況にある子どもに対し、NPOやボランティア団体などが地域と連携しながら取り組む「子ども食堂」が全国で300か所以上に広がっています。
私の住む馬場自治会でも昨年11月から第2、第4水曜日に「滝野川子ども食堂」が開かれ、鮭ご飯や豚汁、サラダ、リンゴなどが並ぶ食卓を幼児から高校生までの子どもと母親たち約50人が囲み、にぎやかな夕食を楽しんでいました。
会場は馬場自治会館と隣接する都営住宅の集会所を無料で借り、地域で子育てを応援するボランティアが開設し、高校生までの子どもは無料、大人300円で、食材は大人の参加費と寄付で賄っています。
最近の調査でも「7人に1人」という子どもの貧困率が公表され、北区では子ども食堂の運営に対し、月2回以上、定期的に実施することを要件に、冷蔵庫などの購入費用として初期経費10万円(1回のみ)、運営経費として年間20万円を10月から補助することになりました。今後も、行政の支援が全国に広がることを願っています。 |