北区議会第2回定例会に、北区における「パートナーシップの公的認証制度」創設に向けた協議の開始を求める陳情が出されました。その要旨は、北区がLGBT等、性的少数者にとっても住みやすく、互いの個性を認め合い、多様性が尊重される魅力ある都市となるよう、婚姻や事実婚などの関係にある異性カップルを「家族」という単位で供与するサービスや事務にはどのようなものがあるのか、具体的に精査するとともに、異性同士で生活する者も家族として扱う「パートナーシップの公的認証制度」の創設に向けた協議を開始して下さい、という内容です。
最近、他自治体でも、性的指向・性自認に関する差別の排除など性的少数者の保護を認めた「同姓パートナーシップ条例」などの陳情が採択されています。この陳情は北区でも創設に向けた協議を開始することを求めるもので、直ちに公的認証制度の実現を求めたものでなく、極めて初歩的な要望です。これに対し、自民党議員団のみが本会議で反対するという極めて異質な反応を示しました。 |