日本共産党北区議員団 山崎たい子
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2013年9月25日(水)決算委員会 福祉・衛生費の質疑要旨

保育料の軽減について
<山崎たい子委員> 
 婚姻歴がないひとり親家庭に対するみなし寡婦控除の適応を行い、保育料の軽減をする対応を、是非すすめてほしい。北区で実施した場合、対象者はどの程度か?また保育料はどれくらい軽減されるのか?

<担当課長>
 窓口で未婚と把握し、児童扶養手当等と照合すると60世帯くらい。そのうち半分は生活保護や非課税世帯なので、実質30世帯が対象と予想される。
予算としては100万円程度かかると思われる。

<山崎たい子委員>
 そのくらいの予算は区でも十分可能ではないか。これから開始しようとしている新宿区の対応の新聞報道では、例えば月16万円程度の収入で保育料が月9400円が6700円になると紹介されていた。年間でみると3万円近くの軽減。大変助かる。是非、北区でも対応してほしい。

 また、認証保育所入所の際の保育料軽減のために、北区で15000円の補助を実施しているが、特に低所得世帯への支援を更に拡充するよう要望する。

保育の質の充実・保育士などの処遇改善について
<山崎たい子委員>
 先日、会派では私立保育園理事長園長の皆様と懇談させて頂きました。
 冒頭、今、北区でも、北区子ども子育て会議が組織され、検討が始められているが、単に待機児解消などの保育の量的整備だけでなく、全ての児童に心身ともに健やかな成長・発達を促すなど、保育の質的充実も図られるよう念願してやまないとのお話を頂いた。私も深く、共感いたしました。
 保育は人であり、子どもへの処遇を担う保育士等の充実・待遇改善は保育の質を決定づける重要な課題である。そこで、最近の保育状況に照らし、いくつかお聞きします。
はじめに長時間保育への対応についてです。
 保育園の11時間開所に伴う朝・夕の特例保育について、午後5時以降の保育需要が増大しており、0〜2才までの利用も多く、3才児以上と一室での合同保育では受け入れが困難な状況であり、複数担任にせざるを得ない状況になっています。
 特例保育について、事故やトラブルを回避し、落ち着いた環境で保育ができるように、パート保育士の複数配置等、対応してほしいと思いますがいかがでしょうか?

<担当課長>
 朝夕の特例保育の児童が増えていることは区としても認識している。
安全への配慮も必要な点も理解しているが、予算的なこともあり、今後の制度設計の中で検討していきたい。

<山崎たい子委員>
 私も驚きましたが、午後5時半で子どもが保育されている状態が、保育園定員の6割を超えている園が、私立保育園28園中、21園もある。保育点数が10点満点以上の方も増えており、特例保育があたりまえの状態となっているのが実情だ。その中で、特例保育時の子どもの5割弱は乳児が占めている。本当に神経も使うし、大変な状況です。
 午後5時以降も日中の保育と同様の保育士が配置できるよう実態にあった対応を是非、すすめてほしい。強く要望しておく。

 次に、食物アレルギーや外国人家庭が増えており対応が大変になっていることや、特別に支援が必要な児童の他に、多動傾向や情緒不安定など、気になる児童もおり、集団生活になじめずマンツーマンに近い対応をされている状況など、様々な配慮を必要とする児童・家庭が増えてきていることに対して、パート保育士の確保などへの補助金の拡充を切望されておりますがこの点についてはいかがでしょうか。

<担当課長>
 アレルギー児童への対応、公立、私立問わず増えてきている。区としても一定の補助を実施しているが、今後、検討していく。

<山崎たい子委員>
 アレルギー児童への対応の補助は、園の定員に対して一律となっているもの。当初とても喜ばれたが、開始当時から見ても対応児童が増え、更に外国人の子どもへの宗教食への対応なども含めて、大変さが増してきている。
 特例保育の中でも、アレルギーの子どももおり、捕食の対応も大変、現場では細かい対応が増えてきているのに予算では対応されていない。実態に即した支援をすすめてほしい。

 国は平成29年度までの待機児童解消をめざし、自治体が行う保育所の整備や保育士確保の取り組みを国として支援する「待機児童解消加速化プラン」を決定した。
 この支援メニューの中には、保育士等処遇改善臨時特例事業も含まれていますが、北区は第1次集計の段階で参加表明をされておりません。是非、こうした国の補助事業も活用していただき、保育士の処遇改善がはかられるよう強く要望しますがいかがですか?

<保育課長>
 2次募集で手をあげている。ただし加速化プランに参加しなくても実施可能ではある。

<山崎たい子委員>
 国の補助金の活用は積極的にすすめてほしい。また、今議会での補正予算では国が保育士処遇改善の補助を実施したが、国基準にもとづくもの。東京都や北区では都加算、区加算で保育の質を向上させてきた。従って、保育士処遇改善も都や区の上乗せ補助をしてはじめて十分な改善となる。

 保育士が元気で安定して働けなければ、保育の質も向上しないということをしっかりと認識していただき、現状の課題を解決する待遇改善を強く要望して私の質問を終わります。
 
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