◆2015年度北区議会第3回定例会
決算委員会 産業経済・土木費の質疑要旨
山崎たい子区議
2015年9月24日
豊島4丁目地区の地区計画について、伺います。
この地区は、豊島5丁目UR団地と都道をはさんで向かい方の隅田川沿いに拡がる旧日本油脂工場跡地、約2.88haで、現在、UR都市再生機構が土地を所有しています。
この間、ダイオキシンの土壌汚染に関する係争で、開発が遅れていましたが和解しました。
問 平成26年12月、URがその後の開発に係わる方針をしめしましたが、簡潔にどのようなものかお聞きします。
課長 ひとつが、災害機能を備えた商業施設でにぎわいをつくっていくことや集合住宅建設などをすすめるとなっています。
今、課長がお話された内容は、今年の3月末に北区と議会に対して、情報提供という形で概要案が示された内容ですね。中でも大型の商業施設というのは、
問 平成16年に、北区は豊島4丁目地区の地区計画を定めていますが、その地区計画との関係で、どのような対応が必要になるのか、お聞きします。
課長 平成16年に豊島4丁目地区計画決定しているが、その後、東日本大震災や豊島地区の高齢化がすすむなど、計画見直しの必要があると考える。災害施設や避難物資など災害時に避難場所として、災害に備えたまちづくりを行ってほしいと連合町会からも防災拠点の要望出ている。区として、早期に計画がすすむよう対応して行きたい。
3月に情報提供された計画概要案の中に「この計画は地区計画変更を始めとする行政協議及び必要な法的手続きが成立することにより、実現可能になるものです。協議の過程で計画変更が生じる可能性があります。」と、記載されています。
問、仮に概要案をすすめる際には、豊島4丁目地区計画の計画変更を行っていくことになるのか、また、どのような対応になるのかお聞きします。
課長 集合住宅だった計画が、商業施設が増えるので、地区計画変更が必要になる。北区や東京都との協議が必要になる。具体的には、計画内容が可能かどうかの協議をおこなっていく。
近隣住民の皆さんをはじめ、関心高い。私も3月にURの担当者の方とお話しさせていただいたが、「計画案の概要について共同事業者と話し合い、北区や関係機関とも協議し、建物や道路整備、ダイオキシンの対応もどうするかつめていくことになる。その協議に時間もかかるので、もう少し具体的になった段階で住民の方へは説明していきたい。情報提供については、今後も適時行っていきたい」と述べておられました。
問 協議の進捗、見通しはどうなのか?
課長 都との協議はすすめるところまでいっていない。事業者間で協議中。これから、事業者と協議入る段階。
現時点で、近隣の住民の方からは、仮に商業施設が入るとなれば、工事中やその後の集客によって、交通事情に変化が生じるのでは?と心配されている。
豊島5丁目団地側から、豊島4丁目、豊島3丁目の区民センター、豊島2丁目へと抜けていく一方通行の1車線の道路に車がどんどん入ってくるような状況になるのは、非常に危険だとの声。
現状でも歩道の確保が不十分、ガードレールも片方しかない、区民センター周囲は、ガードレールすらない。道路を示す白線のみだが、車道の外側も電柱で遮られていて、非常に狭い。したがって、車もバイクも、自転車も車いすも、人もみんな、道路を通るという交通事情になっている。
問 現状でも危ないところに、車輌が増加するのは止めて欲しいとの声がでているが、今後の協議で十分、反映して欲しいがどうか?
課長 交通計画上の問題、出入り口をどうとれるかということもある。道路計画上、協議に反映していきたい。 |