<答弁の後、以下の内容で要望・再質問致しました。(要旨)> 障害者福祉ですが、今回は特に、障がい当事者の皆さんが高齢化、重度化してきていることに対応するグループホームや日中活動の制度、スキームが追いついていない現状について、とりあげました。
区のご答弁を伺って、全体として、問題意識は共有できているなと感じましたが、GHについては、現状では、日中の過ごし方の基本が、外に出ることになっている。
移動支援は使える。作業所など就労に出ることを想定しての制度設計になっている。けれども、例えば、体調が悪い、病気になったなど、日中休んで室内にいる時、では誰がケアをするのか、現実には職員の方が、朝、夕2時間づつ延長するなどして対応しています。日中の室内でのケアや支援メニューがない状況があり、これでは、経営としても、システムとしても成り立ちません。
法人の方も、「施設から、地域へというのは良いが、地域で暮らせる体制は、まだまだ不十分です」と、語っておりました。いずれにしても、障がい者の方の24時間、多様な生活を視野に、生活が豊かになるようにとの視点が、ますます求められます。
この問題、是非、法人関係者の皆さんとも課題を共有して、検討をすすめて頂きたい。そして、GHを今後も、都営住宅や区有地を活用するなど、計画的、積極的に増設をはかっていただきますよう重ねて要望致します。 就労支援B型の作業所では、多機能型という形で、改善を検討したい旨の答弁でした。是非、民間の福祉作業所も含め検討して頂くようお願い致します。
また、就労支援センターの委託費について、答弁ではH30年に、受け皿や法定サービスなど再構築が予定されている。それまでは効率化とのことでした。しかしながら、例えば精神の方のところは、7年前の委託費が1168万円余。今年度は1160万円と、実績は数倍になっているのに、むしろ委託費は下がっています。
来年度のH29年度予算は、早急に改善されるべきではないか。再質問致します。
【区答弁】 来年度の予算編成の中で、検討してまいります。
子ども・若者支援については、所管委員会での中間報告もありますので、そこでも議論させて頂きたいと思いますが、1点、就学援助の前倒し支給について、子どもの貧困対策の中で検討との答弁で、前向きなニュアンスを感じました。是非、早急に具体的な検討をお願い致します。また、入学準備金の貸付について、保証人などの条件があるが、応急小口資金の貸付ができるとの答弁でした。それができるのなら、大変、良いことですが、実際、実績はあるのでしょうか?再質問致します。
【区答弁】 実績はありません。
今まで、入学準備では使われていないということ。今後、制度の周知につとめ、 積極的に活用できるようにしてほしい。重ねて要望する。 |