日本共産党北区議員 山崎たい子
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         最終更新日2018.07.01
2018年度北区議会第2定例会本会議 再質問(要旨)
山崎たい子区議
2017年6月20日

再質問(要旨)
答弁、ありがとうございます。再質問と要望を述べさせて頂きます。

最初に、セクハラや性被害をなくす課題について、
法整備の答弁、「注視していきたい」と。国際的にクローズアップされている今こそ、自治体から意見をあげる時だと考えます。

 スエーデンでは、「#Metoo」運動を受けて、画期的な法改正が行われた。それは、レイプの判断、「NO」を示したかではなく、「YES」の意思表示、合意したかで判断するというもの。スエーデンの首相は、「この法律を変えることで、社会はあなたの味方だと伝えたい」とコメント。すばらしい。この姿勢が大事です。

 日本は、女性差別撤廃条約の選択議定書も未だに批准していない。セクハラ対策についても、今月2日に、ILO国際労働機関が、拘束力のある条約を制定する方針を固めたが、日本政府は態度を保留した。世界の人権水準から取り残されている。

 安倍内閣は「セクハラ罪という罪は存在しない」と答弁書を閣議決定したが、それならばなおのこと、法整備により人権救済をはかるべき。北区からボトムアップで強く要請すべきだ。

 法整備とあわせて、重要なのが、人々の意識改革、社会の文化を変えること。
この点で、教育はとても重要です。
デートDV講座の答弁、「効果があるとわかっているので、PRしていきたい」と。
是非、教育委員会と連携して、実施校を増やしてほしい。

 再質問、世田谷区、中野区は、民間法人と連携して、生徒たちにアニメで描かれた啓発パンフを配布している。中野区の担当者にお聞きしたが、基本計画改定に向け、区立中学校2年生全員に、デートDVについて等、意識調査を行い、その後、教育委員会、学校の承認も得て、啓発パンフを配布したと。

北区も来年は、区民意向調査があると聞いている。デートDVなどの理解度を加え、啓発をはかってほしいがどうか?再質問します


部長答弁(要旨)
デートDV講座など、着実に実績をあげていきたい。また、委員ご指摘の他区の取り組み状況を参考に、今後、いかしていきたい。


 JKビジネス啓発の答弁、「加害者側、大人への啓発も積極的にすすめていく」とのこと、期待している。
性暴力の加害者側の問題について、背景には「支配欲」がある。依存症の問題も指摘されている。自身のストレスの対処や優位性を保つために暴力に走るという側面。スペースゆうパートナーシップ事業で、来月、講演会があるとのこと。是非、積極的に取り組んでほしい。

また、JKビジネスなどに関わる少女たちに対して、危険なものに近づいたあなたが悪い!と、追い詰めるものになってはいけない。学校や警察で怒られて、公の人との関係で、いい思いしていない。自分に自信がもてない。困った時に、SOSを出せない。
私自身もご相談を受けて悩みますが、区としても、こうした若年層への相談や関係作り、本当に問われているなと感じている。男女いきいき推進課をはじめ、庁内連携、区民や民間の力も借りて、正面から取り組んでほしい。重ねて要望する。

 多様性の尊重について、パートナーシップ認証制度は、「区民の声を聞きながらすすめていく」と。

 今議会に区民から陳情も出されている。同趣旨の請願、陳情を、27の自治体にいっせいに提出したと、都庁で記者会見が行われていました。
区民の方は、「北区で生まれ育ったセクシャルマイノリティの人たちで、自分を否定したり、生きずらさを抱えている人にとって、救いになれたら」「制度があることで、セクシャルマイノリティの人たちを否定しない社会をめざしたい」、語っておられます。
私も本当にそう思う。この制度や条例化は、人権を守る流れ。一日も早く、北区でも実現するように強く要望する。

 最後に、男性が独占してきた政治分野に、女性も含め、多様な人々が増えてゆく、ジェンダー平等へ。この議場の景色も変わってゆくように。男性は、攻められているように感じるかもしれないが、原点は、差別を許さないということ。
 個人の尊厳、一人ひとりが大切にされる北区を求めて、私の質問を終わります。
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