◆2021年3月2日 2021年第1回定例会 健康福祉委員会の質疑
1、新型コロナ感染症対策における新たな取り組みについて
(1)区内医療機関への財政支援、補正2億円が計上された。会派も求めていたものであり評価する。 質問①②小児科や発熱者診療に対する補助良かった。それぞれ何か所の医療機関を予定しているのか?
課長、元年医療調査により、小児科を標榜する病院(1施設300万円)が4つ、診療所(1施設50万円)は78か所、耳鼻科を標榜する病院は4か所(小児科と重複あり)、診療所は21か所。発熱者への診療を行う医療機関(1施設50万円、診療体制により50万円の上乗せあり)は80か所弱。
質問③ワクチン接種の協力医療機関への補助について、北区はあげて医療機関での実施体制とするため非常に重要。協力頂くためにも十分な財政補助が必要だ。
医療機関はただでさえ人員がひっ迫している。そこに新たなワクチン接種業務が加わる。専門職の確保も含め体制を組んであたることになる。3つの体制(センター、中規模病院の基本型、診療所などのサテライト型)に対し、それぞれ500万円、100万円、50万円との補助額が提示されているが、とても足りるとは思えない。 例えば、3つのワクチンセンターもそれぞれ接種の人数が違うが、一律500万円で良いのか?基本型は中規模病院が担うが、接種にかかわる医師、看護師、事務、副反応の見守り、誘導など、最低4~5人は通常診療と別枠で必要になると考えられる。最低でも、100万円の2、3倍は必要ではないかと思うがどうか?副反応の際のバックベットの確保に対する支援は?
課長、3センターは設備にかかる設置補助や運営の補助は別に行っていく。基本型については、院所協議のもと早急に検討していく。バックベットは1泊分、3センターの機能の1つとしてお願いしている。
質問④軽快患者の転院連携について、この施策も重傷者も含め、入院治療のベット確保をする上で、非常に重要だ。他区では、協力医療機関に1000万円の補助を出すところもあると聞いているが、北区の300万円の根拠、また増額について検討してほしい。
課長、国も診療報酬3倍。都も1人18万円に加えて、北区独自補助とした。医療機関と相談していく。
(2)高齢者施設入所者・従事者などへの一斉、定期的なPCR検査について、
求めてきた内容、踏み切って頂き本当に良かった。本会議質問でもご答弁頂いたが、週1回程度、高齢者・障害者、GHなどの居住系も含めて、行政検査で実施とのこと。 シルバーピアも対象との受けとめで良いか?また、今年度の一時的な対応ではなく、4月以降も継続して実施していくということで良いか。
課長、特養などの入所施設、シルバーピアも含むもの。検査の実施は、国の基準に基づき、継続できるものと考えている。
2、ワクチン接種実施計画について
問ワクチンの供給が十分になされるのか?全国の自治体から心配の声があがっている。区民に先立ち医療従事者の接種が今月から始まるが、3月の北区の医療従事者への接種状況について、区が把握している状況をお聞かせください。
課長、北区のワクチン供給は示されていない。3月中は、区内は厳しいのかな。 問4月中旬に到着するワクチンは、東京都でたったの2箱(約2000人分)で、試供品レベルと言われている。医療従事者の後、高齢者に4月から接種と予定しているが、とてもできる状況ではないのでは?本格的には5月からではないか。見通しは?
課長、計画にずれが生じている。ワクチン供給の課題により、まとまって入ってくるかどうか。
問、3月1日からコロナワクチン接種のコールセンターがスタートした。正式にどの民間業者へ、接種実務業務を契約、委託したのかお知らせください。くる
課長、旅行会社と契約した。オペレーション業務や、システム開発に一定の力がある。
問、電話予約とインターネットからの申し込み。一元管理で、医療機関との関係で直接申し込みできないと聞いているが、北区の場合、クリニックや診療所などのかかりつけ医で接種できるのが、
一番の安心メリットなので、1バイアル5人分のムダのない活用も含め、
直接の予約ができるようにしてはどうか??
ワクチン接種は、安全性の確保と、安定的な供給が根本条件。質問に答えるQ&Aなど活用し、わかりやすい公報に取り組んでほしい。 |