共産党が区長に改善迫る
しんぶん赤旗11月29日号より
北区議会第4定例会の代表質問が28日行われ、日本共産党を代表して、さがらとしこ区議は北区の介護認定ランク下げ問題について、
101歳の高齢者と脳性まひによる重度障害を持つ区民の実例を紹介して、容赦のない北区の認定ランク下げ問題を追及しました。
101歳の高齢者は要介護3から要支援1にランク下げとなり、入所していた老人保健施設からの退所を求められました。
さがら議員は「ご家族は、なぜこうも急激に母の肉体、精神に変化が起こったのか。子として考えられることは要支援1の事実が何らかの起因になっているはず」と怒りの声をあげていると議場で紹介し、区長に「血の通った介護保険にすべきだ」と改善を迫りました。
区長は、「11月中の結果通知が可能」とし、「必要な認定で介護が提供できる」と改善を示唆する答弁を行いました。
また、9月に北区が実施した認定調査委員研修会について、参加したケアマネジャーや事業者から、
「日ごろ寝たきり状態の人でも、災害のときには歩ける、歩けば歩行ができるのだ。毎日防災訓練をやった方がいい…など、内容があまりにもひどすぎる」
との指摘があったことから、日本共産党は研修内容についての事実確認を要求してきました。
この日の本会議答弁で区長は、「ご指摘の発言を確認した」として、「受講者に誤解や不快感を生じ、不適切でした」と誤りを認め、謝罪しました。
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