自公民に122件100万円 太田公明代表パーティーにも
東京・北区 しんぶん「赤旗」3月13日付より
東京都北区の花川与惣太区長が、自民党国会議員、公明党の太田昭弘代表、民主党前国会議員や各党の都議、区議の政治資金パーティー、政党の会合などに公費から多額の交際費を支出していたことが12日、日本共産党北区議団の調査で分かりました。 共産党区議団が、区長交際費出納簿の情報公開を請求し、判明したもので、2003年度から05年度までの3年間で、合計122件、約100万円にのぼります。
この日の区議会予算特別委員会で、日本共産党の山崎たい子区議は「区長の政治姿勢、倫理観が問われる」と追及し、政党、会派、政治家に支出した交際費全額を区に返還するよう求めました。
花川区長は、これらのうち政治資金パーティーに支出した交際費計54万6千50円(03年4月から06年12月までの28件分)を9日に区に返還したことを説明。今後は政党、会派、政治家に支出しないとしました。
花川区長が交際費を支出していた主なものは、自民党分で▽地方選、参院選必勝の集い(06年)に2万円▽八代英太前衆院議員のパーティー3回(03―05年)に計4万5百30円▽保坂三蔵参院議員のパーティー(06年)に2万円▽小渕優子衆院議員のパーティー2回(03年、06年)に計4万円▽中西一善元衆院議員のパーティー(03年)に2万円――など。
公明党分は▽太田代表のパーティー2回(03年、06年)に計4万円▽公明文化協会(公明党が設立した財団法人)懇談会(05年)に5万円。民主党分は▽藤田幸久前衆院議員のパーティー(03年)に2万円▽都議会民主党の集い(03年)に1万105円――などです。
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