65歳以上のお年寄り 年9800円
「しんぶん赤旗」2009.2.11付より
東京都北区は65歳以上の介護保険料を現行の一人あたり月額4千2百87円(墨準祇)から3千4百69円に、8百18円(年額9千8百円)引き下げることを明らかにしました。9日内示した2009年度区予算案で示しました。
北区はこの四年間、介護認定の際に国や都のテキスト、マニュアルから逸脱する区の独白基準を設け、ケアマネジャーの立ち会いを拒否するなど、激しい介護給付費の抑制を行ってきました。
こうした結果、介護保険サービスの給付実態は現行の介護保険事業計画から97億円も下回り、区議会本会議で副区長が陳謝する事態になりました。また、介護保険料の積立金〔介護保険給付費準備基金)も32億7千万円まで膨れ上がっており、今回の保険料引き下げは積立金を18億円活用するなどして実施するものです。
さらに、4月から保険料徴収区分を現行の七段階から実質十段階とするため、年額で~人あたり4千9百~1万7千7百円の引き下げとなります。
住民と共産党の運動でさらに
日本共産党北区議団の福島宏紀団長の話 4年間にわたる住民と党北区議団のたたかいで、区独白の認定基準は事実上撤回、担当ケアマネジャーの立ち会いは「検討する」、保険料は引き下げが実現するところまでになりました。私は昨年9月区議会で、厚生労働省ですら、ため込んだ準備基金を3年間で取り崩すよう指示したことを示し、基金を使えば月千円は引き下げられると追及しました。北区はこの1月、23区一の高齢化率となりました。引き続き、誰もが安心して利用できる北区の介護保険をめざして頑張ります。
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