麻生内閣と自公が「経済危機対策」を取りまとめました。補正予算の財政支出は総額15兆円をこえる過去最大の規模です。
しかし、その中身は高速道路・巨大港湾などに2、6兆円を費やす大型工事や50兆円の公的資金で株式を買い取る「株価対策」など、浪費とばらまきが目立ちます。
雇用対策、金融対策で4、9兆円等となっていますが、大量の非正規雇用を生み出した労働法制改悪への反省も、大企業に雇用破壊をやめさせる姿勢もありません。
また、後期高齢者制度の存続と障害者自立支援法の応益負担に固執するなど、社会保障の抑制路線にはふれようとしていません。
今回の対策について、麻生首相は「大胆な財政出動を行うからには、財政に対する中期的な責任というものをきちんと示す」と、2011年度からの消費税増税で補う考えです。
こんな対策では、景気回復が見込めるはずがないのではないでしょうか。
【お知らせ】
音無橋付近のエレベーターは4月23日開通です。王子駅から区役所に階段なしで、行けるようになります。
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