●5日夜に関東地方を襲った集中豪雨は1時間に107 ㍉(板橋)を記録し、北区では堀船、豊島などで床上・床下浸水の被害 (約 500 世帯にのぼる) となりました。これは 5 年前の石神井川護岸H溝の決壊による浸水被害を上回る広範囲に及ぶ被害です。
山崎たい子区議は、その日の夜 8 時半頃、地域の方から「溝田橋が水で溢れて大変になっている」との連絡を受け、現場に直行。深夜 2 時過ぎまで被害状況の確認とお見舞いで地域をまわりました。
●現場にかけつけた際、石神井川は護岸いっぱい・ 満水の状態で滝のように流れてくる濁流と護岸から溢れた水がたばこ産業の倉庫一帯や明治通りを湖の如く冠水。たばこ産業・京北倉庫側から流れた濁流は堀船 2 丁目・ 1 丁目地域のマンションや民家を直撃。
明治通りや旧キリンビール通り・補助 88 号線沿いの冠水の影響は堀船 3 丁目や豊島地域にまで及びました。
中でも、堀船 2 丁目は世帯数でもっとも大きな被害を受けました。
溝田橋から撮影。右側はたばこ産業。石神井川護岸からの越流でフェンスが倒れている様子がみてとれる。
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たばこ産業からあふれた水が、スチール塀を倒して、隣のマンションを直撃。マンションの通路をこえた水がブロックべいを倒し(すでに撤去)公園のフェンスをなぎ倒して、明治通りへ流れた。 |
●被害にあわれた住民の方は「 5 年前にH溝護岸決壊の水害にあったばかり。2度も被害にあうとはどういうことだ」「 40 年も住んでいるがこんなにひどいのははじめてだ」「畳もフローリングの床もだめになった」「お風呂や室外機にも水が入り動かない」 「工場の機械が水につかってだめになった。何百万もする機械だ」「自然災害というが納得できない」「川のつけかえ工事・首都高の工事の影響があるのではないか」など、多くの切実な声が寄せられています。
7月6日、区長室にて要請する党区議団。
中央:山崎たい子区議 |
●日本共産党北区議員団は 6 日、北区に対し「水害被害への万全な対策を求める要請書」を提出しました。
7 月 20 日には北区議会防災対策委員会で、北区から報告を受け質疑を行います。その中でも、住民の皆様の声をとりあげ、早急な護岸かさあげ等の対策、生活 や営業再建の支援等求めてゆきます。 |