日本共産党北区議員 山崎たい子
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 2010年12月28日
  1. そねはじめ前都議、日本共産党北区議員団の調査により、石神井川水害被害の新たな問題が明らかに
そねはじめ前都議、日本共産党北区議員団の調査により、 石神井川水害被害の新たな問題が明らかに
桟橋(新柳橋直近)による水位上昇は52センチと予測されていたが、首都高の水理実験に反映されていなかった
 そねはじめ前都議と山崎たい子・日本共産党北区議員団は、水害被害の補償問題や今後の適切な対策を講じてゆくためにも、原因究明にねばり強く取り組んでいます。
  この間、原因に関する問題について、
大量に溢水した溝田橋直近のたばこ倉庫付近の護岸は、下流の護岸高 5 、 8 ㍍に比べて、 20 センチ低い 5 、 6 ㍍だったこと。
その低い護岸は、平成 9 年の首都高水理実験データでも、水位が上がるポイントであり、 50 ㍉降雨で最高水位は 5 、 52 ㍍と護岸高 5 、 6 ㍍からみて、わずか 8 ㌢の余裕しかなかったこと。
京北倉庫付近の新柳橋直近には、巨大な桟橋が河川中に設置されており、上流の水位上昇に影響を与えた可能性があること。
水路の切り替えで、 2 つの河川が合流する工事が影響したこと等を指摘し、専門家による徹底検証を求めています。
      これに対し 首都高(株)や東京都は 「 50 ㍉対策はできており、水害の原因はそれ以上の降雨があったため」「桟橋の影響については、模型実験はしていないが机上のシミュレーションで問題ないと判断した」等と述べるにとどまり、 未だに水害の責任を認めていません。

 そねはじめ前都議と日本共産党北区議員団は、東京都への情報公開請求を通じ 「桟橋による水位への影響シミュレーション結果についての資料」 と、笠井亮衆議院議員から国土交通省通じて 「水理模型実験」(昨年 3 月から今年の 5 月に実施した追加実験)の資料 を 12 月に入ってようやく入手する事ができました。
 2 つの資料からは、東京都が昨年 9 月に、桟橋による直近の水位上昇が 52 ㌢になることを予測していたにもかかわらず、首都高の水理実験にはそのデータが全く反映されていないことがわかりました。 ある専門家からは「もし桟橋付近の水位が模型実験の想定より 52 センチ上昇していたとなると、川の断面積にもよるが 40 ㌢~ 50 ㌢の水位上昇を溢水部分でも、もたらすのではないか」との指摘も受けました。
桟橋の上流部分への水位影響が 20 ㌢を超えるなら、例え 50 ㍉の豪雨でも、たばこ倉庫付近の護岸 5 , 6 ㍍は決して安全ではなく、何の対策もとっていなかった責任はますます重大ではないでしょうか。

そねはじめ前都議と山崎たい子区議・日本共産党北区議員団とは、首都高と東京都に引き続きの原因究明と専門家による徹底検証を求め、地元の対策協議会や住民の皆様と共に、取り組んでまいります。 皆様のご意見、ご要望をお寄せ下さい。
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