学識経験者で構成する「東京都内の中小河川における今後の整備のあり方検討委員会」は12日までに、中小河川の目標整備水準を見直し、現行の時間50㍉超の降雨から「区部が時間65~80㍉、多摩が60~70㍉」の範囲で引き上げることが望ましいとする中間報告をまとめました。 委員会では、12年夏までに最終報告をまとめる予定。都はそれを受けて、目標整備水準を引き上げる方針です。
更に、時間100㍉を超える局地的なゲリラ豪雨が多発していることから、各地域の浸水被害の状況等を踏まえた対応ができるよう検討します。
貯水池連結を先行検討
また、最終報告に向けて先行的な検討が必要な内容も提示しました。 例えば大規模地下貯水池の連結は、神田川・環7地下貯節池と白子川地下貯節池の連結を例にあげ、局所的集中豪雨に対し、非常に高い効果が期待できるとして、検討を先行して進めていくべきと提言しました。 (都政新報12月13日付より) そねはじめ前都議と山崎たい子区議は、昨年9月に白子川地下調整池等を視察し、大型貯節池の連結が石神井川下流の水害被害軽減にもつながる等、区にも提案してきました。
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