6月29日(土)堀船1丁目町会会館にて(仮)王子駅前計画(33階建てタワーマンション・7階建てマンション建設計画)の第2回目の住民説明会が開かれ、近隣住民の皆様、約50名が参加しました。
冒頭に、計画事業者の長谷工コーポレーション側から、当初計画の変更点(①タワー棟の階数を33階から29階へ、高さを109.46メートルから97.86メートルへ。②東道路側に地上3段の機械駐車場をとりやめ、4~5メートルの公開空地をつくる。③タワー棟の1階に約200㎡の保育施設を設置する。④北東角に隅切りを設置する等の変更点が説明されました。
また、1回目の住民説明会で心配の声が強く出された風害対策として、風の強い時な等の南口までのアクセスとして、敷地内に植栽で囲まれたひさし付きの遊歩道を設置するとの説明が行われました。
住民からは「これだけの建物をつくるのに、会社の利益だけで地域への貢献がひとつもない」「1回目の住民説明会で出された意見や質問へのフォローや回答がなく、進め方がおかしい」「風害については、一般的なデータではなく、現場の実態を反映した風洞実験を行って対策すべき」「工事車両が明治通りから入ってくるようになっているが、首都高の工事や狭い道路状況でもあり、大型車はとても通過できない。渋滞を招き、地域で多大な迷惑になる」「工事時間についても、8時から18時半は長すぎる。土、日、祝日は近隣住民の休息を保障すべき」との意見が相次ぎました。
長谷工コーポレーション側は「アフターフォローの話は反省する。会社としての見解・回答書を用意します」 「風の件は専門家のコメントを用意したい」「工事車両の搬出入についても、首都高や警察など関係機関と再度、相談して検討する他、職人さんの車のりあい、電車通勤の推奨、駐車場の確保等も検討する」等と応えました。
説明会に先立つ6月25日(火)に開催された北区議会建設委員会で、山崎たい子議員は「今年度、北区は王子駅周辺まちづくり構想を検討する。住環境を守り、住民合意のまちづくりの観点で、民間業者の開発に区が指導性を発揮すべき」と要望しました。
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