日本共産党は2日、国会内で記者会見し、不当な労働や過度な責任を強いるブラックバイトから学生生活を守ろうと呼びかける政策提言を発表しました。
記者会見した山下書記局長は、「現在、学生のアルバイトは低賃金・低処遇にもかかわらず、正社員並みの過度な責任やノルマが課せられる例が多くある。」「その結果、学生生活に重大な影響が及んでいる」と告発。
ブラックバイトが拡がる背景として、①かつては正社員が行っていた仕事を非正規に肩代わりさせる動きが進行、②多くの学生が生活を維持するためにバイトからの収入をあてにせざるをえない状態があると強調しました。
その実態をふまえ、ブラックバイト問題の解決のため、●国の労働行政が学生バイトであっても適正な労働環境にしてゆく責任がある●社会経験の未熟さや労働法・雇用のルールの知識の乏しさにつけこんだ違法・脱法行為で成り立っていることから世論と運動で包囲することが有効な反撃になると指摘。
学生バイトにもすべての労働法が適用されること等を広く知らせよう。根本問題の解決のために、学費負担の軽減や、安心して借りられる奨学金制度の確立、人間らしく働けるルールの確立を提起しました。
日本共産党はブラック企業規制に続き、ブラックバイトもなくす運動をすすめます。
「私も大学生の子どもが二人います。提言は切実な願いです!!」たい子談 |