8日、赤羽北区民センターで、北区母親大会(上野やす代会長)が開催され、元日本弁護士会会長で、都知事選挙次点となった宇都宮健児さんが「憲法と集団的自衛権」について講演しました。
宇都宮さんは「今、憲法は戦後最大の危機的状況を迎えている」と、安倍政権が 解釈で憲法を変え、集団的自衛権の行使を認めようとしていることを批判。
集団的自衛権の行使は、日本が攻撃されていないのに、日本と密接な関係国が武力攻撃を受けた時、一緒に反撃する事。海外で戦争する事だと指摘。かつてイラク戦争時アメリカのよびかけで、イギリス等が戦闘に参加し、戦死者を出し問題になった。アメリカ兵は7千人の死者や帰還兵2万7千人の自殺者を出していると語り、戦争になったら最前線に送られるのは日本の若者だと、集団的自衛権行使のリアルな実態を告発しました。
更に、秘密保護法制定や国家安全保障会議も「戦争する国づくり、体制づくり」であり、国会にもはからず、国民にも知らせず、解釈で、閣議決定で集団的自衛権行使ができるようにすることは、まさに憲法9条の実質改悪だ。
国民の反対運動を大きくし、どのような宗派の宗教者も保守も革新も、自由主義、社会民主主義、共産主義者も平和憲法を守るということで、一緒に力をあわせよう。憲法の立憲主義、国民主権、基本的人権、平和主義に取り組むチャンス。 運動を拡げ、ピンチをチャンスに変えてゆこうと呼びかけました。 |