堀船1丁目23、28を所在地とする「リーブルテック工場跡地利用計画」の説明会が 8月30日、9月1日に北とぴあで開催され、両日で100名余の住民が参加されました。
「商業施設は何がくるのか、車の出入りが多くのなるのは心配」「解体時のアスベスト除去は万全な対策を」「地盤が軟弱で工事中の振動が特に心配、土壌改良も検討を」「交通の安全を確保して」「緑地は防災スペースとして面積も含め拡充を」等、次々に質疑、要望が出されました。説明の概要について報告します。(文責 山崎たい子) ●予定建築物について
明治通り沿いにある駐車場の敷地に道路を振替し 西尾久側に高さ30㍍(予定)細長いパーキングタワー、 溝田橋側に倉庫、そして倉庫奥に本社(4~5階建 高さ20㍍以内)を建築する。
詳細の説明会は今年12月頃 を予定。
都電側にある工場・事務 所棟の敷地には商業施設を 建設し売却する予定。
(土地は売却しない)
(マンションの土地利用は周辺の影響大きいと判断し採用せず)
すでに何社か声をかけているが、土壌汚染解決の目処がたたないと話がすすまないため、具体的な説明は平成28年春の予定。
商業施設の西側に緑地(620㎡)を整備する北区が管理してくれれば防災機能は可能と思うが管理体制も含め、今後協議する。
●道路の拡幅について
敷地の周辺道路は大方を9㍍へ拡幅。一部は、6㍍、4㍍道路とする。
明治通りの出入りは、信号機あると安全と要望ているが、警視庁の総合判断になる。(上図をご参照下さい)
●解体工事について
今年の11月から解体工事に着手。 明治通り沿いの倉庫棟(A敷地)や駐車場(B敷地)を先行して行い、その後奥の工場棟、事務所棟(C敷地)を実施する。建物高さ+1㍍の仮囲い、防音パネル設置。 ドーム的な歴史的建築物は耐震基準に満たず解体する。桜並木は伐採する。桜並木側の建物位置、緑化の内容、軟弱地盤改良は今後検討する。家屋調査は、敷地に隣接している1列目の家は行う(その他は個々相談) アスベスト対策、C敷地にある厚生棟の一部にレベル1の発がん性高いアスベストがあるため、密閉作業で除去を実施する。
その他、A敷地の倉庫の壁、工場棟の屋根等、レベル3のアスベスト製品あり。このレベルは、粉砕せず、手作業で丁寧に製品をはずし、散水、飛散防止を行う。粉塵測定も実施する。(アスベスト資料は、今後住民に郵送する)
●土壌対策について
C敷地の一部区画に重金属の鉛と六価クロムが基準値を超過し検出、土壌対策法の区域指定を受ける予定で、今後、浄化し対策をとる。(汚染は一番深い所で2.2㍍、他は1㍍位にて山止めで深くは掘らない)
●工事の安全、騒音、振動対策
振動の少ない重機を使用し、工事の規制値を超えないように管理する。基準越える時は作業を見直す。作業時間は8~18時工事車両の出入りは9~16時半位まで。路上待機はしない。
一日、10~20台の出入りを考えている。明治通りからは左折して入り、左折して出る。交通誘導員を配置する。日・祝休工。
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