水害対策に寄与する「石神井川取水施設」が完成(来年3月供用開始) |
12月16日、そねはじめ都議と共に、このたび完成した練馬区にある白子川地下調整池への石神井川取水口を視察しました。 白子川地下調整池は、練馬区大泉の外環道大泉ジャンクション内の発進立坑から、石神井川と環八の交差点付近にある到達立坑への、約3.2kmをシールドトンネルでつないだもので貯留容量は212000立方m(プール約700杯分)にもなります。
説明頂いた都の建設局第4建設事務所課長からは、「白子川流域の集中豪雨による都市型水害対策として、1時間50mm規模の降雨対応でつくっていたものを、H22年の石神井川下流北区堀船・豊島地域での水害被害を受けて、石神井川の洪水にも、緊急的に対応するピークカットとしても位置づけました。13km先の石神井川下流の北区を救うため、上流の石神井川立坑から、通常より低い水位で取水できるようにしています」とのご説明を頂きました。
一日も早い完成を願ってきた自分としては、「本当に良かった!」との思いがこみあげました。
この白子川地下調整池の他、練馬区と板橋区の境にある城北中央公園にも、25万トンの調整池が計画され、来年度から本格工事が着手されます。 (一期工事分は、H36年度完成予定)
到達立杭 |
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○東京島は「緊急豪雨対策」を策定
白子川だけでなく、石神井川の洪水も白子川地下調節池に取水することで、石神井川の安全向上を目指す。
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○到達縦杭敷地に石神井川から取水する施設を構築する。 |
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第3回王子駅周辺まちづくりグランドデザイン策定検討会が開催されました。12月19日(区役所4階委員会室にて) |
現在北区では、将来の新庁舎建設に向け、王子にある国立印刷局工場の用地を一部取得するための協議をすすめている最中です。王子駅周辺まちづくりをすすめるにあたり、北区は「庁舎と周辺整備を先行してすすめ波及効果も含めて、民間事業者とも連携しながら段階的に位置づけていきたい」としています。まちづくりの方向性として、1、防災力向上。2、歴史・文化・自然の活用。3、にぎわいと活力の創出。4、交通拠点の強化し、駅周辺をエリアごとにゾーニングして整備をすすめる内容が検討されました。
(1) |
都市機能集積ゾーン。 |
新庁舎建設候補地を含む駅東側。にぎわいと拠点性を高める。 |
(2) |
自然・歴史・居住共存ゾーン。 |
飛鳥山公園を中心とした駅西側。憩いの場、住環境推進。
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(3) |
次世代住・工複合ゾーン。 |
駅南側。防災性の向上、石神井川水害及び臭気対策、道路整備
安全で河川環境を生かしたまちづくり。
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コンセプトは、「東京の北の交流拠点 水と緑豊かな王子」
参加した委員からは「個性ある拠点として王子がどう光るか議論を」「駅利用の高校が8校もある。若者のまち・居場所との観点も加えて」「地上の行き来が分断されている。立体的整備を」「開発手法も明らかにして」などの意見が出されました。
今後、来年3月の第4回検討会をえて、王子グランドデザイン(案)策定、パブリックコメントを実施し、H29年夏以降のグランドデザイン策定を予定しています。 |
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