22日の北区議会第一回定例会最終本会議で、日本共産党北区議員団は、北区の一般会計予算に対する「組み替え動議」を提案。切実な区民要求の実現を迫りました。
提案理由説明に立った山崎たい子幹事長は、景気悪化や社会保障制度の改悪による負担増、年金・実質賃金の低下などにより区民のくらし・雇用は依然、厳しい状況が続く中、高すぎる国民健康保険料や医療・介護、教育費の負担軽減を求める声は切実と強調。昨年、一昨年と日本共産党が提案してきた組み替え動議の内容は、新年度予算案で一部実現しているが、さらなる区民生活と地域経済の支援、福祉、教育を充実するために予算の組み替えを求めるとのべました。
野口まさと区議は、組み替え動議の賛成討論で、まちづくり基金のうち、区が新たに積み増す不要不急の十条まちづくり分10億円を財源に充てれば、これらの提案は十分に実現可能と強調しました。
採決では、共産、新社会が賛成し、自民、公明などの反対で可決に至りませんでした。
日本共産党の組み替え動議(主なもの) |
●区有施設、区有地活用による認可保育園の定員増と保育士の処遇改善
●認証保育所の保育料補助の充実
●学童クラブの待機児解消に向けた増設と人員配置を行うこと
●小・中学校での就学援助前倒し支給の実施、母子福祉応急小口融資貸付制度の積極的活用、学校給食の無償化を第3子からスタートさせるなど子どもの貧困対策・未来応援
●学校司書拡充と日本語適応指導員の増員
●国民健康保険料の大幅な引き上げを緩和する均等割引き上げ額軽減措置
●介護予防・日常生活支援総合事業における介護事業所への支援拡充
●障害者就労支援事業委託法人への補助増額
●民間空き家、賃貸住宅など活用した住宅要配慮者への家賃補助の実施
●ヘルシー入浴券の浴場組合への補助増額
●プレミアム付き区内共通商品券の増刷発行
●住宅リフォーム助成の適用拡大
●家具転倒防止器具無料配布継続、感震ブレーカーと耐震改修の助成拡充
●浮間地域などのバス路線復活やコミュニティバスの新規路線検討など交通手段の拡充 |
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豊洲移転の真相語れ
そねはじめ都議が石原元知事を尋問
20日、都議会百条委員会で石原慎太郎元都知事の証人喚問が行われ、そね都議が豊洲移転をめぐる東京ガスとの契約などについて追及。石原氏は「記憶にない」などと無責任な答弁に終始しました。 |
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