| 北朝鮮の核実験を厳しく糾弾 危機打開へ米朝の直接対話を |
北朝鮮が３日、６回目の核実験を強行しました。北朝鮮は「大陸間弾道ミサイル搭載の水素爆弾の実験を成功させた」と主張しています。このことは、世界と地域の平和と安定にとっての重大な脅威です。核・ミサイル開発の中止を求めた国連安保理決議、6カ国協議の共同声明、日朝平壌宣言に違反する暴挙です。
そして、国際社会が追究している「対話による解決」に逆行する行為であり、核兵器禁止条約の採択など「核兵器のない世界」を求める世界の大勢に逆らうものです。日本共産党は、北朝鮮の核実験強行の暴挙に、強い憤りをもって抗議します。
いまの最大の危険は、米朝両国の軍事的緊張がエスカレートする下で、偶発的な事態などによって、軍事衝突が引き起こされる現実の可能性が生まれ、強まっていることです。万が一にもそうした事態が引き起こされるならば、その被害は日本にも深刻な形で及ぶことになります。 軍事衝突は、絶対に起こさせてはなりません。
日本共産党は、北朝鮮に対して、これ以上の軍事的な挑発を中止することを厳重に求めます。米朝両国に対して強く自制を求めると共に、現在の危機を打開するために、直接対話に踏みだすことを重ねてよびかけます。国連安保理も「対話を通じた平和的で包括的な解決」を加盟国によびかけています。とくに日本政府が「対話否定論」に固執する態度をあらため「今こそ対話にふみきるべきだ」と米国政府を説くことを強く求めます。 |
| 北区長及び北区議会議長は連名の声明を発表しました。 |
■北朝鮮の核実験に対する北区長及び北区議会議長声明
昨日、北朝鮮が核実験を行ったことに対し、厳重に抗議するとともに断固として非難いたします。
国際社会が国連安保理決議の完全な遵守を求めるとともに、度重なる核実験や弾道ミサイルの発射等の挑発行動を強く非難し、核・弾道ミサイルの放棄を求めてきたにもかかわらず、核実験を強行したことは、許しがたい暴挙であり、世界の良心を蹂躙する蛮行にほかなりません。
非核三原則を堅持し、心から世界の恒久平和を願って平和都市宣言をしている私ども北区は、断じて容認することはできません。北朝鮮の拉致・核・ミサイル問題を含め、世界の平和と人権を踏みにじる行為に、心からの遺憾の意を表します。
平成29年9月4日
北区長 花 川 與 惣 太
北区議会議長 榎 本 は じ め
（声明文） |
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