健康福祉部生活福祉課の職員2名(A=40代男性、B=60代男性(既に退職))が、生活保護費を区から不正に支出させていたことが発覚しましたので、現在までの状況を報告いたします。
1 発覚の経緯
平成30年3月上旬、生活福祉課の職員A及びBの山積となった事務机等を整理したところ、生活保護費の不正な支出と疑われる資料が発見されました。
2 内部調査による事実確認
Aが担当していた生活保護受給者の実態を調査したところ、現時点では、うち7名が既に死亡しており、Aが生活保護費を不正に支出させ、その額は約3,000万円となることを確認しています。 また、Bの保護廃止世帯を調査したところ、現時点では、うち1件はBが知人の名を使って生活保護費を不正に支出させ、その額は約1,300万円となることを確認しています。
3 今後の対応
上記2を踏まえ、区は、A及びBが行った生活保護費の横領について、警察に告訴する方針です。 また、引き続き、内部調査による本件事件の全容解明に努めるとともに、現在も区職員であるA及び管理監督者に対しては、厳正な処分を行ってまいります。
あわせて、二度と同様の事件を繰り返すことのないよう、再発防止策を講じてまいります。
区長コメント生活保護という、区民の生命にかかわる職務を担っている職員が、生活保護費を横領するという、あってはならない不祥事を起こしたことは、誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げます。 任命権者としての責任を重く受け止めており、職員一人ひとりの意識改革と金銭管理の徹底を図るとともに、警察の捜査には全面協力して、本件事件の全容解明に努め、二度と同じような事件を引き起こすことのないよう、再発防止策を講じてまいります。
区民の皆様の信頼回復に向けて、組織を挙げて全力で取り組んでまいります。
平成30年5月11日 北区長 花川 與惣太
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