日本共産党北区議員団 山崎たい子
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北区長 花川与惣太様
2009年5月25日
日本共産党北区議員団
幹 事 長    八巻 直人
政務調査会長 山崎たい子
新型インフルエンザ対策に関する申し入れ
 メキシコ、アメリカ、カナダなどでの新型インフルエンザの感染拡大、更に日本国内での感染者の発生の中、北区でも「北区危機管理対策本部」を立ち上げ、国、東京都と連携し、新型インフルエンザの感染予防、拡大防止対策に尽力されている事に敬意を表します。

 今回の新型インフルエンザは、弱毒性であるとされているウイルスの特徴から、日本病院会では、季節性の対応にすべきとの提言をまとめる方向と報道もされていますが、先日23日には、北区危機管理室より、埼玉県在住の感染が確認された方の勤務先が、北区であったとの情報も頂いたところであり、適切な感染予防対策、体制確保も求められています。

 北区での相談体制の中心である、北区保健所内の「北区発熱相談センター」では、この1週間で相談実績が172件から326件(5月24日現在)へと倍増し、健康監視対象者も累計で 403 名、平日、休祝日の相談体制も、午前 9 時から午後 9 時まで拡充するという状況となっています。

        現状での適切な「緊急対策」と、感染症対策強化の「抜本対策」を同時にすすめる立場から、以下の事項について申し入れるものです。
  1. 北区発熱相談センターの人的体制を強化すること。必要に応じて、 3 カ所の福祉保健センターでの体制確保を検討すること。
  2. 「発熱外来」が設置された東京北社会保険病院や、まん延期での「発熱外来」である区内12の医療機関などへの医療体制への支援を行うこと。
  3. 指定医療機関以外へのキット、マスク、薬品、資材などの必要量の確保と支給、流通経路を確保すること。
  4. タミフルなどのハイリスク患者への優先供給ができるネットワークを確保すること。
  5. 医師をはじめとした医療従事者が感染した際の休業補償、医療機関による独自の保育体制に対する支援を国、都に求めること。
  6. 豚インフルエンザに効果のあるワクチン開発・確保、および通常のインフルエンザワクチンの生産体制強化を国に求めること。
  7. 感染症対策の医師、保健師などの体制拡充、感染症指定医療機関、指定病院を増やし、感染症専門の医師、看護師の養成をすすめるよう東京都に求めること。
    以上
  
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