首都高速道路株式会社様 |
2010年8月10日
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7月5日の石神井川の水害被害にかかわる質問書 |
日本共産党前都議 そねはじめ
同 北区 議会議員 山崎たい子 |
過日 7 月 30 日に開かれた水害被害に関する「住民説明会」では、地域住民から水害の原因や因果関係として、御社の高速道路工事に伴う石神井川の付け替え工事の影響についての疑問や質問が相次ぎました。 御社の回答では「 50 ㎜を超える降雨があった」「水理実験ではクリアしていた」としていますが、以下について更にお答えいただきたく質問いたします。
記
- 御社の行った平成 9 年の水理実験の報告書でも、ステップ3のデータにおいて、今回溢水した5、6㍍の護岸付近では、最高水位5、52㍍となっています。この結果からみても、更に 5 年前の水害被害後の対策としても、安全上、護岸高を嵩上げしなければならないと判断されるべきではなかったか。
- 現況工事は、現河道とバイパス水路の二つの川すじができております。水害当時、その両方に河川水が大量に流れたことは明らかです。この現河道とバイパス道の両方に水が流れた場合、水位がどう変化するのか、水理実験でシミュレーションしていればその実験データをお示し下さい。
- 現在、下流の新柳橋で高潮対策による護岸整備の工事が行われています。そのため川の中に、大型の桟橋が占拠しておりますが、その工作物が水流にどのような影響を与えるのか、シミュレーション実験のデータをお示し下さい。
- 説明会では、東京都が河川工事の実績のない御社に、河川法第 20 条にもとづく河川の改修工事と管理を委託するにあたって、毎年、治水にかかわる水防計画の提出を求め、指導していると答えておりました。また、 5 年前の水害後に、水防計画の見直しが指導されています。その 5 年前の水害後の毎年の水防計画について、水害以前の計画からの見直し部分がわかるように、すみやかにお示し下さいますよう要請いたします。
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あわせて、 7 月 23 日の質問書についても、文書でのご回答をすみやかに提出していただくようお願いいたします。
以上
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