日本共産党北区議員団 山崎たい子
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3月22日 予算組み替え動議を提出

 私は、「第46号議案 平成29年度東京都北区一般会計予算」の組み替えを求める動議について、提出者を代表し、提出理由の説明を致します。

 景気の悪化や社会保障制度の改悪による負担増、年金・実質賃金の低下などにより、区民のくらしや雇用は依然、厳しい状況が続いています。このことは、北区が実施した高齢者福祉計画のアンケート調査や子どもの貧困実態調査からも明らかです。また、区民からは、高すぎる国民健康保険料をはじめ、医療・介護、教育費の負担軽減を求める切実な声が寄せられています。
この間、会派が提案してきた組み替え動議の内容は、新年度予算案で一部実現していますが、まちづくり基金の十条まちづくり分10億円の積み増し等を活用し、貧困・格差を解消し、地域経済の支援、区民のくらし、福祉、教育を充実させることが必要と考えます。
よって、平成29年度東京都北区一般会計予算について、以下のとおり組み替えを要求します。

1、待機児解消の更なる推進のために、あらゆる区有施設、区有地などを活用して、認可保育園を中心とした定員増をはかること。また、保育士などの処遇改善を進めること。

2、認証保育所の保育料補助を拡充すること。

3、学童クラブの待機児解消に向けた増設と人員配置を行うこと。

4、子どもの貧困対策・子どもの未来応援のため、
①就学援助の前倒し支給を、小・中学校ともに実施・拡充すること。
②母子福祉応急小口資金貸付制度を積極的に活用すること。
③学習支援・子ども食堂など、子どもの居場所づくりをすすめる団体への場所の提供や補助を行うこと。
④学校給食の無償化を、第3子からスタートさせること。
⑤卒業アルバム代の補助を復活すること。

5、学校司書の配置を拡充し、日本語適応指導員を増員すること。

6、国民健康保険料の大幅な引き上げを緩和するため、均等割引き上げ額の軽減を図る措置をずること。

7、介護予防・日常生活支援総合事業において、介護事業所などへの支援を拡充すること。
8、障害者就労支援事業委託法人への補助を増額すること。

9、民間空き家、賃貸住宅など活用して、児童養護施設退所者、子育て世帯、障がい者、高齢者など住宅要配慮者への家賃補助を実施すること。

10、ヘルシー入浴券の浴場組合への補助を増額すること。

11、プレミアム付区内共通商品券を増刷・拡充し発行すること。

12、住宅リフォーム助成の適用を、店舗の改修まで拡大すること。

13、家具転倒防止器具無料配布を継続するとともに、感震ブレーカーの配布・設置助成対象地域を広げること。

14、耐震改修助成は、不適格な部分が生じている建物への助成や、耐震基準1.0に満たない建物への部分助成も含め、助成の拡充を行うこと。

15、浮間地域などのバス路線復活や、コミュニティバスの新規路線検討など、交通手段の拡充を図ること。以上です。

 議場の皆様のご賛同をお願いし、提出理由の説明と致します。
 
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