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2007年8月17日 通算744号

さがらとしこ事務所 
東京都北区赤羽北 3-23-17
TEL&FAX 03(3905)0970

日本共産党区議団
北区王子本町1-15-22 区役所内
TEL 03(3908)7144

旧北中学校の校舎解体工事がはじまります
・すでに、このレポートでもご紹介したように、桐ヶ丘中学校の新築にむけて基本設計がまとまり、いよいよ実施設計と旧校舎のとりこわしがはじまります。H22年4月開校にむけ、工事が本格化します。

▼この地域は桐ヶ丘都営や赤羽台団地の建替えで工事車両が多くなっています。安全の確保を!


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記録的な猛暑がつづいています。熱中症にならないよう、水分や休息をとり、お体を大切にすごして下さい。

○参院選の結果が出てもなお、「戦後レジームからの脱却」を言い、“従軍慰安婦”問題についても公式謝罪を表明しない安倍内閣の支持率は下がりつづけています。過ちを正当化する歴史の逆流を許さない世論を広げましょう。

○ご紹介した広島市長の「平和宣言」。あるがままに「世界に誇る憲法を遵守せよ」と迫る力に学んだ。

“戦争放棄 世界の宝だ”
「戦争は2度としちゃいけない」と語る宝田さん
  「世界に冠たる九条の戦争放棄は、日本にしか言えないことです」。東京都北区在住で、俳優の宝田明さんは10日、同区内で開かれた北区革新懇主催の「政治革新を語る納涼のつどい」で、自身が旧満州(中国東北部)から引き揚げた体験を交え「私は戦争の悲惨さを身にしみて感じている。二度と戦争はしちゃいけない」と、憲法九条と平和への思いを語りました。
 父親が南満州鉄道の社員だった宝田さんは、1945年の終戦時、旧満州のハルビンにいました。滞在中、右の腰あたりに銃弾を受け、いまでも傷が痛むと話しました。
 日本への引き揚げの際には、食べ物がないなかで、幼い子どもを死なせるよりはと、日本人が赤ちゃんを中国人に預けてくる悲しい光景を何度も見てきたと強調。また、日本に戻った中国「残留孤児」の生活の苦労を気遣い「あの人たちに手を差し伸べられないのか」とも語り、何10億もする戦闘機などを買うのではなく、生活の支援に充てるなど「もっと、生活を豊かにするためお金を使うべきではないか」と語りました。
 長身に白いジャケット姿の宝田さんは、俳優としての歩みも語り、ときに「九条は、世界の宝田(宝だ)」などと話して会場の笑いを誘うなど、硬軟を交えた話は約1時間に及びました。
 つどいには80人を超える人が参加。宝田さんは講演の後も、参加者との記念撮影に気軽に応じるなど、つどいの最後まで参加者と交流しました。
 参加した地方公務員の女性(60)=北区=は「戦争を
体験した宝田さんの話は重みがあった。聞けてよかった」と語りました。
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8月6日広島 平和記念式典
六日に行われた広島市の平和記念式典で、秋葉忠利市長が「平和宣言」を行い、子ども代表の市立五日市観音西小学校六年の森展哉くん、同東浄小学校六年の山崎菜緒さんが「平和への誓い」を読み上げました。その大要は次の通りです。
広島市長の平和宣言  
2007.08.07付 「しんぶん赤旗」より

6日に行われた広島市の平和記念式典で、秋葉忠利市長が「平和宣言」を行い、子ども代表の市立五日市観音西小学校6年の森展哉くん、同東浄小学校6年の山崎菜緒さんが「平和への誓い」を読み上げました。その大要は次の通りです。 広島市長の平和宣言  運命の夏、8時15分。朝なぎを破るB29の爆音。青空に開く「落下傘」。そしてせん光、ごう音。静寂。阿鼻叫喚(あびきょうかん)。

 落下傘を見た少女たちの眼(まなこ)は焼かれ、顔はただれ、助けを求める人々の皮膚は爪(つめ)から垂れ下がり、髪は天をつき、衣服は原形をとどめぬほどでした。

 爆風によりつぶれた家の下敷きになり焼け死んだ人、目の玉や内臓まで飛び出し、息絶えた人。かろうじて生きながらえた人々も死者をうらやむほどの「地獄」でした。

 14万人もの方々が年内に亡くなり、死をまぬがれた人々もその後、白血病、甲状腺がんなどさまざまな疾病におそわれ、いまなお苦しんでいます。

 それだけではありません。ケロイドをうとまれ、仕事や結婚で差別され、深い心の傷はなおのこと理解されず、悩み苦しみ、生きる意味を問う日々が続きました。

 しかし、そのなかから生まれたメッセージは、現在も人類の行く手を照らす一筋の光です。「こんな思いは他の誰にもさせてはならぬ」と、忘れてしまいたい体験を語り続け、3度目の核兵器使用を防いだ被爆者の功績を未来永劫(えいごう)忘れてはなりません。

 こうした被爆者の努力にもかかわらず、核即応態勢はそのままに膨大な量の核兵器が備蓄・配備され、核拡散も加速するなど、人類はいまなお滅亡の危機にひんしています。時代に遅れた少数の指導者たちが、いまだに、力の支配をほうずる20世紀前半の世界観にしがみつき、地球規模の民主主義を否定するだけでなく、被爆の実相や被爆者のメッセージに背を向けているからです。

 しかし21世紀は、市民の力で問題を解決できる時代です。かつての植民地は独立し、民主的な政治が世界に定着しました。さらに人類は、歴史からの教訓をくんで、非戦闘員への攻撃や非人道的兵器の使用を禁ずる国際ルールを築き、国連を国際紛争解決の手段として育ててきました。そしていまや市民とともに歩み、悲しみや痛みを共有してきた都市が立ち上がり、人類の英知をもとに、市民の声で国際政治を動かそうとしています。

 世界の1698都市が加盟する平和市長会議は、「戦争で最大の被害を受けるのは都市だ」という事実をもとに、2020年までの核兵器廃絶を目指して積極的に活動しています。

 わがヒロシマは、全米101都市での原爆展開催や世界の大学での「広島・長崎講座」普及など、被爆体験を世界と共有するための努力を続けています。アメリカの市長たちは「都市を攻撃目標にするな」プロジェクトの先頭に立ち、チェコの市長たちはミサイル防衛に反対しています。ゲルニカ市長は国際政治への倫理の再登場を呼びかけ、イーペル市長は平和市長会議の国際事務局を提供し、ベルギーの市長たちが資金を集めるなど、世界中の市長たちが市民とともに先導的なとりくみを展開しています。ことし10月には、地球人口の過半数を擁する自治体組織「都市・自治体連合」総会で、私たちは人類の意思として核兵器廃絶を呼びかけます。

 唯一の被爆国である日本国政府には、まず謙虚に被爆の実相と被爆者の哲学を学び、それを世界に広める責任があります。同時に、国際法により核兵器廃絶のため誠実に努力する義務を負う日本国政府は、世界に誇るべき平和憲法をあるがままに遵守(じゅんしゅ)し、米国の時代遅れで誤った政策にははっきり「ノー」というべきです。

 また「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め、平均年齢が74歳を超えた被爆者の実態に即した温かい援護策の充実を求めます。

 被爆62周年の今日、私たちは原爆犠牲者、そして核兵器廃絶の道半ばで凶弾に倒れた伊藤前長崎市長のみたまに心から哀悼の誠をささげ、核兵器のない地球を未来の世代に残すため行動することをここに誓います。

平和への誓い
  私たちは、62年前の8月6日、ヒロシマで起きたことを忘れません。あの日、街は真っ赤な火の海となり、何もかもが焼かれてなくなりました。川は死者で埋まり、生き残った人たちは涙もでないほど、心と体をきずつけられました。

 あの日、ヒロシマは、怒りや悲しみのとても恐ろしい街でした。これが原子爆弾です。これが戦争です。これが本当にあったことなのです。
しかし、原子爆弾によっても失われなかったものがあります。
それは生きる希望です。

 祖父母たちは、廃虚の中、心と体がぼろぼろになっても、どんなに苦しくつらい時でも、生きる希望を持ち続けました。焼け野原になった街をつくり直してきました。そして、今、広島は、自然も豊かでたくさんの人々が行き交う、笑顔あふれるとても平和な街となりました。

 平和な世界をつくるためには、「憎しみ」や「悲しみ」の連鎖を、自分のところで断ち切る強さと優しさが必要です。文化や歴史の違いを超えて、お互いを認め合い、相手の気持ちや考えを「知ること」が大切です。

 途切れそうな命を必死でつないできた祖父母たちがいたから、今の私たちがいます。原子爆弾や戦争の恐ろしい事実や悲しい体験を、一人でも多くの人たちに「伝えること」は、私たちの使命です。私たちは、あの日苦しんでいた人たちを助けることはできませんが、未来の人たちを助けることはできるのです。

私たちは、ヒロシマを「遠い昔の話」にはしません。「戦争をやめよう、核兵器を捨てよう」と訴え続けていきます。
そして、世界中の人々の心を「平和の灯火(ともしび)」でつなぐことを誓います。

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映画「ヒロシマ ナガサキ」 
岩波ホール<都営三田線「神保町」駅の上>で上映中

・この夏、話題となっている映画です。ぜひ、ごらん下さい。
スティーブン・オカザキ監督は1952年、ロサンゼルス生まれの日系三世。英訳の「はだしのゲン」を読み、広島・長崎の原爆投下に感心を深めたとのこと。映画は、被爆者の方の証言と爆撃にかかわった4人のアメリカ人の証言を軸に構成されています。

・9月中旬までの予定 ・11時半・2時・4時半(6時50分)~日曜のみ3回の上映~
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