日本共産党北区議員団 山崎たい子
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3月7日(火) 予算委員会福祉・衛生費の質疑
<子どもの貧困対策、未来応援事業について>

今年度、子どもの貧困実態調査を実施して頂き、本当にありがとうございました。とりわけ、日々、仕事に家事に育児にシングルで必死で生活しているシングルの方々からも、約4割の回答を頂きました。大変、貴重な資料になると思います。
 私は、窓口などでの相談活動を通じて、更に実態を把握し、支援につなげてほしいと要望してきましたが、新規事業では(仮称)ひとり親家庭支援相談コーナーが設置されることになった。大変、嬉しいです。窓口での事務手続きだけでなく、カウンセラーの資格を持つ相談員が、生活全敗の相談にものっていこうと。

問い 予算は500万円余となっておりますが、この相談員の方は、常設になるのでしょうか?また、個別の悩みを話せる、リラックスできる環境など、コーナーの工夫をして頂きたいと思いますがいかがでしょうか?

担当課長 9月から常設で開設予定、1~2名配置する。個人情報に配慮し、2階のレイアウト工夫していく。

問い 相談内容により、必要な関係機関につなげて終わりということでなく、伴走型のパーソナル支援として継続的に相談できるようにしてほしいがどうか?

担当課長 手当の申請、現況届けなどの機をとらえて、相談できるようにしていく。必要な支援につながる入り口としていきたい。

問い 実態調査では、就学のための経済的支援71%、生活の経済的支援50%が非常に高い要望となっている。北区の母子福祉資金、応急小口資金なども実績ゼロを改善し、必要な支援に積極的に結びつけてほしいと思いますがいかがでしょうか。

担当課長 区の母子福祉資金は実績ゼロ。

問い この時期、高校、大学、専門学校など、進路が決まっていく。都の母子福祉資金は、入学金や修学資金にも一定、対応しておりますが、実績はどれくらいあるか?

担当課長 H27年で、18件。

 私立大学、専門学校に合格が決まったら、入学前に前期分の納付金70万円近くを払わなければ、入学手続きにのらない。受験も1校35000円、3校受験すれば、すぎに10万円。受験にあたり、最低100万円は用意しておかないと進学できない。子どもも親もそのお金が用意できるか、眠れぬ夜をすごしている家庭は少なくない。
教育委員会と連携して、児童養護施設などに入所している子ども達、困難をかかえる子ども達の自立に向けた支援を、トータルに検討してほしい。

 日本の母子世帯、諸外国に比べて、貧困率が極端に高いのは、働いても生活が支えられない雇用環境の悪化に加えて、社会保障支援が低すぎて、貧困率が改善しないどころか、悪化するという実情がある。児童扶養手当など拡充を国に求めてほしいと本会議でも要望した。その他、区でもファミリーサポート事業の負担軽減など実施してほしいがどうか?

担当課長 新年度の子どもの貧困対策計画の中で、検討事項としているもの、補正で考えていきたい。

 経済給付、税、保険料の軽減、就労、住宅、教育支援など、抜本的に拡充が必要という視点で、北区の取り組みを進めてほしい。

問い 生活や就労支援の講習会、また、互いの交流事業。是非、あなたは一人じゃないよ、失敗談や困ったことなども出し合い、自己肯定感や安心感、先の見通しが持てる内容にしてほしい。シングル支援を実施しているNPO法人や男女共同参画とも連携して、取り組んでは。

担当課長 講習会や研修会、資格取得の案内なども行っていきたい。NPOや男女共同ネットワークなどとも連携して取り組みたい。

<保育園待機児解消について>

 北区は認可保育園を中心に、待機児解消を進めてきた。23区の中でも、認可保育園の整備率はトップクラスであり、中でも、待機児が多い低年齢児の解消に向けては、区の遊休施設も活用し、直営のつぼみ園も整備してきました。
新年度は、更に、区有地を活用し、つぼみ園を移設しての定員拡大。2カ所の直営園も新規に開設となります。民間の認可保育所誘致とあわせ、直営園も整備して、積極的に待機児解消を推進していることを、私ども会派は大変評価しています。
子育てするなら北区が一番、スピード感をもって、待機児解消に取り組む。大事な姿勢。昨年、認可に入れず、他区の認証保育所を利用したお子様も、近くの認可保育園に入所ができた。双子が生まれて、求職活動も大変な中、家族の協力も得ながら何とか仕事をみつけ、このお子様も、近くの認可保育園に入所が決まった。「本当に嬉しい。これからも、北区に子育てを応援して下さい」との声を頂いている。

 一方で、先の文教こども委員会では、1次不承諾者が、全体で500名弱。2次募集の空きが150名あり、昨年度に比べ、不承諾の減少を見込めるが、4月時点での待機児解消は難しい状況と、年度内に、追加で300名の定員拡大をすすめたいとの方針が示された。是非、積極的に取り組んでほしいが、整備の具体的なイメージについて問う。

担当課長 4月から619名の定員拡大に加えて、年度途中でも300名拡大してすすめる。待機児が多い、浮間や滝野川西地域を意識してすすめていきたい。

 待機児が多く出ている地域、浮間、滝野川西、スピード感持って取り組む。地域的には、福祉施設や学校施設など区の遊休施設ある地域だ。その活用も視野に入れ認可保育園の増設を検討すべきと思うがどうか。

担当課長 区有地も含め、継続して取り組んでいきたい。

 
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