(答弁要旨)
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先ず、ダイオキシン類汚染と合わせた、重金属類汚染の調査についてです。
旧豊島東小学校跡地では、本年一月に東京都環境確保条例に基づき、重金属頬を含む全ての対象物質について概況調査を実施しています。その結果、フッ素、ヒ素、セレン等が環境基準を超えて検出されたため、これから詳細調査を実施します。
また、東豊島公園では、平成十三年に、東京都環境確保条例に準じて重金属類を含む全ての対象物質の調査を実施しました。
その結果、一部の調査地点からヒ素が検出されましたが、東京都と相談して覆土の対策を行いました。
豊島東保育園については、東京都と協議する中で今後検討していきます。
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次に、行政・都市再生機構・自治会・保育関係者・住民有志等による協議会についてです。
現在進めている土壌汚染詳細調査の結果が出ますと、東京都に報告をします。東京都は、その結果を東京都環境審議会に諮り、地域指定を行った場合は、ダイオキシン類土壌汚染対策計画を策定しますが、計画の策定にあたっては、法令により公聴会を開催して地元の皆さんの、ご意見をお聞きする機会を設けます。
一刻も早く汚染状況を把握して、法令の手続きのなかで、専門家や住民の皆様のご意見をもとに適切な対策が実施できるように努めていきます。
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次に、住民説明の改善を図ることについてです。
住民説明会では、正確な情報と客観的な説明に努め、安全な環境を確保するため、最大限努力していることをご理解いただけるように心がけております。
今後も、新たな調査結果が出た時など節目をとらえて説明会を開催しますが、分かりやすい説明を工夫していきます。
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次に、住民の健康診断についてです。
ダイオキシン類検出に伴う健康面への住民の不安は、十分理解しております。
健康面への影響調査については、汚染範囲の詳細調査の結果を踏まえた上で、その実施の必要性を含めて、国・都と協議していきます。
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次に、住民からの相談窓口については、北区ホームページ上に、豊島五丁目団地土壌汚染に関する専用受付を設けております。
また、ファックスによる受付は、企画課が取りまとめて、各課に振り分けるなどの体制をとっております。
今後も、適切な相談体制を工夫していきます。