日本共産党北区議・福島宏典・ふくしまひろのり
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2006年度北区決算特別委員会(教育費)で福島宏紀区議の決算特別委員会教育費の質疑
豊島堀船地区の清至・豊島・豊島北の三中学校の統合問題について質す。
2006.10.2
  (質問要旨) 
・本年6月6日に三校統合で結論が出た。現在、校名や制服のための補正予算も計上され、11月の区議会第4回定例会に来年4月に統合するための条例も提案される予定。

・しかし、感情的なしこりが、地域と言うよりは教育委員会の対応・姿勢に原因があることは明らかであった。

・最大の教育の条件整備は学校の適正規模にあるとの過度の強調は、堀船中の存続問題で矛盾を露呈した。
・そうした中、学校統合は「自分たち自身の事」として清至中生徒達がこの問題に、参画してきたことは画期的な出来事であった。
 昨晩遅く、清至中生徒からこの問題に対する要望書をいただいた。所管する文教委員に訴えたいと言っていた。時間の関係もあるが、真剣なものなのでなるべく原文に忠実に紹介したい。

「三校統合問題の要望書」
 昨年10月、北区ニュースに発表された「北区学校適正配置計画(案)」を見て驚きました。僕たちは入学したとき合併のはなしは聞いていません。なぜだ?と思い、北とぴあで行われた説明会に行きました。その時話されたことは19年度に合併してしまうことなどで、驚きと怒りのようなものすら感じました。そこから僕たちは説明会が行われると必ず行って説明を聞き、時には質問もしました。
 そのうち「聞いているだけではダメだ!何かしなくては!」と思い、みんなに意見を書いてもらったり、署名は生徒や校内にあるデイサービスセンターの人たち、そして商店街などで300弱を集め、昨年10月31日に教育委員会に持って行きました。
 そのあとで開かれた清至中学校の説明会の時に僕たちの署名や意見のことをどう思っているのかと聞いたところ「とても率直で素直な意見ばかりでした。」とか「チャンと見ました。」と言う答しか返ってきませんでした。僕たちは「それはひどいんじゃないか」と思いました。一生懸命に集めた署名と意見がそんなに簡単に扱われていいのか? 一番、重要視されるべき意見は僕たち生徒の意見ではないのか? その時僕たちの合併反対という意志は強まりました。
生徒のこうした行為を、形式が整っていなかったとの理由で、パブリックコメントととして一切、扱わなかったことに教育委員会の姿勢が如実にあらわれた。)
 その後も、説明会や今年に入ってからの検討会も6回中5回傍聴し、この合併問題を自分たちなりによく知った上で二度目の署名に取り組みました。この署名は6月半ばに清至中のPTA会長さんにも同行していただき届け、改革課の課長さんと部長さんと話が出来ました。しかし、その時も同じような言葉ばかりが返ってきてあまり手応えがないような感じでした。
 そもそも合併に反対している理由は、
第1に入学したときに合併話しがあることを全く知らされていなかったこと。
第2に生徒の意見をまともに聞いてくれないこと。
第3に生徒の不安にたいする説明がないこと。その不安とは、統合して直ぐ受験があるのによく知っている先生が少なくなること。部活の人数が増えて思うように出来ない。精神的なことで保健室に通う生徒が多いことも聞きました。二校ですらこうなのに三校ではなおさら増えるのでは?ということなどです。口では簡単に言えても、実際にはうまくいかないことが多いはずです。
 そして僕たちが訴えてきたのは、「生徒の意見をチャンと聞いてほしい」ということで、単に「学校がなくなるからイヤだ」というような意見だけでなく、説明会、検討会に参加して、みんなで相談して考えてきた意見・理由があるということを知ってほしいと思います。
 6月に決定したとされていますが、「合併反対」の意志は変わっていませんし、教育委員会のやり方や説明にも納得していません。
 あくまでも合併を認めたり賛成したわけではありませんが、もしそうなった場合には清至中の跡地をほかに売ったりしないで僕たちのためになることや、この地域のためになることに使ってほしいと思っています。それから、合併するときに学校を変えようとしている人たちに対しても何の問題もおきない処置を取って下さい。
 そして議員の方々に、こういう考えを持った清至中の生徒がいることを忘れないで欲しいです。そして教育委員会の都合だけでなく生徒がどう思っているのか、どのようにして欲しいかなど出来れば僕たちの気持ちや意見を是非聞いて欲しいと思います。どうかよろしくお願いします。
(清至中学校2年有志・五人の個人名)
 
質問 1
今回の統合の総括を行い、教訓を導き今後に生かすべきだが
質問 2
私は昨年4定(11月区議会)でも生徒達の意見・要望に真摯に応えるべき。区教委は生徒の鏡となるような対応をすべきと質した。「子どもの権利条約」は、子ども達の意見表明権重視した。生徒達にどのように対応してきたのか、また先ほどの「要望書」
の所感を問う
参考・昨年4定答弁は「ご提案につきましては関係各校の実情も勘案しながら、教育的な観点からどのようにあるべきか各校と相談して参りたいと考えております」
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