○第４期北区介護保険料月額８１８円、年額９８００円（第４段階）の引き下げ
北区０８年度予算案が２月９日内示されました。この中で第一号被保険者の介護保険料基準月額が３４６９円となり第３期の４２８７円と比べて８１８円（年額９８００円）の引き下げとなることが明らかになりました。
北区はこの４年間、介護認定の際に国や都のテキストやマニュアルを逸脱する区の独自基準を設けたり、介護の高齢者を担当するケアマネージャーの立会いを拒否するなどで激しい「ランク下げ」を行ってきました。
この結果、介護保険サービス給付実績は第３期介護保険事業計画から９７億円も乖離し、区議会本会議で副区長が陳謝する事態に。また、介護保険料の積立金も３２億７千万まで膨れ上がり、この積立金を１８億円活用するなどして引き下げたものです。
なお、４月から保険料徴収が現行７段階から実質１０段階となるため、各段階毎に年額４９００円～１７７００円の引き下げとなります。
＞＞● 各段階の保険料はここをクリックしてください。
○保険料の支払い方について
１ 普通徴収（手払い）の方・・・・４月、５月、６月は徴収しません。
新保険料を７月から来年３月までの９回払いとなります。
2 年金天引きの方・・・・４月と６月は従来の保険料のまま天引きとなりますが8 月・ 10 月・ 12 月・ 2 月の４回で新保険料額に調整されます。
○ 福島宏紀区議（談）
４年にわたる住民と、共産党北区議団の闘いで、独自認定基準は事実上の撤回となり、高齢者の担当ケアマネージャーの立会いは「検討する」、保険料は引き下げと一定の成果をあげることができました。
北区はこの１月で２３区一の高齢化率となりました。引き続き、誰もが安心して利用できる北区の介護保険の実現めざしがんばります。
|
