４月の一斉地方選挙後の初の区議会、第２回定例会が７月３日閉会しましたので、大要を報告いたします。

「戦争法案廃案に」陳情は採択されず

団地アクションで「戦争法案を廃案 に」の署名をすすめる福島区議 （7 月12 日）

　北・九条の会の提出した戦争法案の廃案を求める陳情が、７月１日の企画総務委員会で審議され、自民・公明が賛同せず「継続審査」になりました。
　共産党は「全国の若者、憲法学者、元法制局長官、元自民党幹部も反対の声を上げている。北区議会として廃案を求めるべき」と採択を主張。民主は「徹底審議で国民の疑問に答えるべ
き」と趣旨採択を主張しましたが、自民は「憲法違反の学者もいるが、政治の責任で対処すべき」と不採択を、公明は「新聞でも賛否は分かれ、国会で審議中」と継続を主張し、結局、「継続審査」になりました。

積立金は史上最高　使用料など値上げ
　区の積立金が12億円増えて４７７億円となることが明らかになり、共産党区議団は代表質問で重ねてこの一部を「暮らし応援」のために使うことを求めました。
　ところが区は、ふれあい館、区民葬祭場、温水プール等の手数料、使用料などを引き上げる21の条例案を提出、さらに、平成９年以来の保育料の値上げも提案し、いずれも賛成多数で可決されました。
　共産党は、消費増税分を転嫁する使用料等の値上げと、受益者負担を強化する保育料値上げについてはいずれも反対しました。