北区議会第三回定例会は9月13日から10月6日まで開催されました。今議会は平成28年度予算執行における決算を認定するために7日間の決算特別委員会が開かれ、私はこの年度、日本共産党北区議員団が区長予算に対し、組み替え動議(予算)を提案したことも踏まえて質疑にたち、区民要求への対応が不十分であるとして一般会計決算の認定に反対しました。その概略を報告します。
①評価点について
子どもの貧困対策、保育園増園などは評価
まず、子どもの貧困対策、子ども未来応援事業の策定準備に入り、平成29年度5年計画がスタートしたことは評価されます。また、障害者グループホームや区営シルバーピア2棟目の建設準備に入ったこと、さらに区の正規職員80名を募集し、区立保育園4園を整備したことは高く評価さ
れます。
②反対理由について
住民無視のまちづくり国保料の減免に応えず保険証の未交付家庭も
一方、十条、志茂、赤羽西の道路整備やまちづくりについて、500棟が立ち退き対象ににもかかわらず、住民合意がないまま強行する姿勢は民主的とは言えません。
また、主要5基金合計で536億円、その内住民要望に備えて積み立てる「基金」だけでも157億円で史上最高になっていますが、高すぎる国保料の減額や特養ホーム増設など切実な住民要望には応えませんでした。
住民票交付等の豊島分室や駐輪場値上げには反対
さらに来年度、豊島など7区民事務所分室の廃止、自転車駐輪場40%値上げで1億円の住民負担を求めるなどするべきでないと厳しく批判しました。
加えて国保の保険証は10月から切り替えになっていますが「滞納」を理由に2日現在8381人(内1546人は子ども)に保険証が届けられていません。私は「子育て一番」を自認するなら直ちに無条件で郵送交付することを強く求めました。
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